2020年8月17日
本日の午前中、県の健康福祉部長が、前橋市の保健所幹部と協議をしたとのこと。新型コロナ対策でも、県都である前橋と県の連携は重要だ。今、2つのクラスターに対応している前橋の保健所は、大変な状況だと思う。県としても、出来る限りの支援をしたい。
夜の繁華街対策については、県内4ヶ所(前橋、高崎、太田、伊勢崎)で100以上の「夜の接待を伴う店」をリストアップしてある。数週間前から各店舗を訪問するなどして、対策の強化を働きかけている最中のクラスター発覚だった。
今回、前橋市内の2つのホストクラブでクラスター発生が判明する以前から、(県内のホストクラブやキャバクラに加え)若者の集うクラブやパブ等を含む「感染リスクの高い場所」を特定し、リスト化する作業を始めていた。このプロセスを加速させる。
2つのホストクラブ関連の感染者は、まだ増える可能性がある。管轄する前橋市の対応を引き続き応援すると同時に、県と前橋の方針をよく擦り合わせておくことが大事だ。力を合わせて、この危機を乗り越えたい。
先週の定例会見では、新型コロナ感染防止対策の柱の1つとなる「ストップコロナ!対策認定制度」の最新状況も報告した。
何度かこのブログでも言及したが、本制度は、各業界団体の作成したガイドラインに基づき、感染症対策を行った店舗を認定する制度だ。申請のあった全ての店舗の現地調査を実施している。
現地調査を行なっているのは、店舗が所在する地域を管轄する商工会議所、群馬県商工会連合会。各業界が定めるガイドラインに記載されている事項がすべて適切に実施されているかどうかを確認している。
7月17日から7月27日までの第1次受付では、586件の申請があった。そのうち、現時点で232店舗を認定した。残る申請分についても、審査が終わり次第、順次、県ホームページで認定店舗を発表していく予定だ。
認定制度(丸適マーク)と言えば、8月12日、東京都が実施する「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示した店舗で、複数の感染者が判明したことが報道されていた。
他県では、事業者の自己診断により、個々の店舗が自ら感染防止対策の徹底を宣言できる仕組みを採用しているところが多いようだ。
これに対して、本県では、現地調査を通じた外部評価を行っている。ここが、他県との大きな違いだ。
今後も、様々な声に耳を傾けつつ、利用者の安心安全に繋げられるような制度運営を行なっていく方針だ。
本日(17日)から31日まで、第2次受付を行う。事業者の皆さん、感染症対策を徹底の上、ぜひ申請していただくようお願いします。
◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
https://www.pref.gunma.jp/
◇新型コロナウイルス感染症についてのまとめページはこちらです。
https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html