2020年8月16日

 報道によると、国民民主党が分裂したとしても、立憲民主党のメンバーを中心とする140名以上(?)の有力な新野党が誕生するようだ。もしそうなったとすれば、この最大野党は、300小選挙区の全てに(例外なく)公認候補を擁立すべきだと思う。

 そうなった瞬間に、国会議員だった24年間、苦しい時も離れることなく、一途にこだわり続けた自由民主党に、本当の緊張感が戻って来る。党改革の機運も、再び盛り上がって来るはずだ。

 政治とお金の問題を、けっして軽視してはならない。それは中央でも、地方でも同じだ。「少し時間が経てば、どうせ皆、忘れる。」「どのみち、選挙には大して影響しない。」

 こういう態度は禁物だ。口には出さなくても、国民(県民)は怒っている。

 さて、昨日から、群馬県の警戒度を「2」に移行させた。定例会見でも申し上げたが、現在の県独自のガイドラインで規定されている既存の行動基準をそのまま適用することはしない。ガイドラインを策定した5月時点と比べ、医療体制の整備や感染防止対策の取り組みが進んでいる。そのまま当てはめると、実態に合わない部分が出て来る。

 そこで、既存の行動基準の考え方は踏襲しつつ、要請内容の一部を見直し、実態に合わせた内容にした。

 先日、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会においても、感染状況を区分するための新たな「指標」や各ステージおける対策等についての提言がなされている。こうした提言を含む政府の動きや、専門家の意見等も踏まえ、既存のガイドライン自体の見直しをすでに始めている。今月中には、新たなガイドラインを発表出来ると思う。

 上記のことを前提に、警戒度「2」における県民の皆様へのお願いを、改めて記しておく。

 第1に、3密になるリスクが高い店舗や場所の利用には、十分な注意をお願いしたい。

 市中感染のリスクもある。高齢者の方や基礎疾患のある方など、重症化リスクが高いとされている方については、外出の際に特に注意を払っていただきたい。

 県では「ストップコロナ!対策認定制度」に基づき、感染防止対策を実施している店舗の認定を進めている。こうした制度等も参考にしながら、外出する際には、外出先の感染防止対策の実施状況を確認いただく等の配慮も併せてお願いする。

 第2に、県外への移動については、東京・大阪・愛知・福岡・島根・沖縄・埼玉・千葉・神奈川の9都府県への不要不急の外出は自粛していただくようお願いしたい。

 ちなみに、不要不急の外出の自粛を求めたい都道府県は、人口10万人あたりの感染者数が10人以上、往来の多い関東地方においては5人以上という基準で選定した。

 その他の県外への移動についても、それぞれの地域の感染状況に注意いただきたいと思う。

 イベントについては、国の示している基準を踏まえ、現状どおり、5,000人以下のイベントを可能とする。屋内の場合は定員の50%以下にするとともに、屋外でも十分な距離を確保することとする。

 第3に、休業要請等は行わない。ただし、業界ごとの感染防止ガイドライン遵守の徹底は、引き続き強くお願いしていく。

 また、高齢者施設、病院等における対面での面会については、十分な注意をお願いする。

 さらに、テレワークについては、3割を目標に実施の検討を求めたい。

 第4に、県立学校に関しては、分散登校・休業等の一律の対応は行わず、通常登校を継続する。ただし、地域の感染拡大状況や対策の実施状況等に応じて、必要な場合には学校単位で分散登校等を実施する方針だ。

 また、部活動についても、これまでどおり継続とする。ただし、感染が拡大している前述の9都道府県との対外試合等は、全国大会の代替大会を除き、自粛することとする。

 市町村立学校については、県立学校の対応を、市町村に丁寧に説明するとともに、地域の実情等を考慮した上で、感染状況を踏まえた適切な対応をお願いしていきたいと考えている。

 県内で最大の発行部数を誇る地元紙の上毛新聞が、昨日の朝刊1面に次のような見出しの大きな記事を掲載した。

 「コロナ警戒度2引き上げ〜制限の実態 変わらず?:県 通常登校や部活継続」

 少し分かりにくい面が、あったかもしれない。次回のブログでは、そこらへんの事情を解説する。

 

◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
https://www.pref.gunma.jp/

◇新型コロナウイルス感染症についてのまとめページはこちらです。

https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html