2020年8月9日

 夕方。少し前に高崎の自宅に戻った。薬用石鹸で手を洗い、服を着替えてから、パソコンの前に座った。

 夕食はチャーハンを作ることにする。エビと貝を入れたら、絶対に美味しくなると思う。具材を炒める前に、本日最初のブログを書く。

 14時から草津音楽の森コンサートホールで開かれた「防災ヘリ事故殉職者2周年合同追悼式」に参列した。主催者を代表して追悼の辞を述べ、献花を行った。

 2年前の8月10日、防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故が発生。9名の尊い命が失われた。当時はまだ国会議員(参議院議員)だった。記憶が正しければ、東吾妻町のお祭りに向かう途中の車中で、事故の一報を聞いた気がする。

 突然の事故で、最愛のご家族を亡くされたご遺族のお気持ちを考えると、今も言葉が見つからない。

 自らの命を顧みず、人々の命を救うために、強い使命感を持って仕事に当たっておられた9名の方々に深甚なる敬意を表すると同時に、ご遺族並びに関係者の皆様に、改めて心からのお悔やみを申し上げたい。

 終了後、記者たちによるぶら下がりインタビューがあった。次のような趣旨の話をした。

 「本日は、ご遺族の皆様にご参列いただき、感謝を申しげる。最愛のご遺族を失った大きな悲しみが癒えることはないと思うが、奥様の平穏な生活、お子様の健やかな成長、そしてご両親のご健康を祈らずにはいられない気持ちだ。」

 「殉職者の方々に、改めて哀悼の誠を捧げると共に、その御功績を胸に刻み、安全管理を徹底した防災航空体制の再整備に全力を尽くす。それが、亡くなられた方々の遺志に報いることだと考えている。」

 再発防止策についての質問には、こう答えた。

 「最も大事なのは、こうした悲惨な事故を2度と起こさないこと。自分が知事に就任する前だが、昨年の4月に防災航空センターを設置し、運行管理責任者となる所長を配置した。加えて、本年3月には、ヘリコプターの運行管理に関する専門知識を有する自衛隊OBを安全運行管理主監に任命している。」

 「本年12月末に新機体の導入を予定しているが、この機体には、自動操縦装置や空中衝突防止警報装置などを搭載する。さらに、ダブルパイロット制についても、国の義務化に先立って導入する方針だ。」

 「現在、防災ヘリの運航再開を見据え、隊員の訓練や運航マニュアル・規定の整備を進めている。引き続き、安全な運航体制を確立するため、最大限の努力を重ねていく。」

追伸:新型コロナ感染拡大防止の観点から、出席者は約70名に絞った。献花する際も、前の方と距離を取ってもらうようお願いした。通路での遺族の方々のお見送りも、控えることにした。

 今後の慰霊登山に関しても、新しい生活様式を意識しつつ、対応する。

 


 

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