2020年7月30日:パート2

 20時過ぎ。夕食のカレーを食べ終わった。

 

 本日の全国の新型コロナ新規感染者数が、これまでの最多(1265人)を記録した。東京でも過去最多の367人の感染が判明。大阪府も、過去2番目に多い190人の陽性者が確認されている。恐れていたシナリオに近づきつつある。

 

 群馬県内でも4名の感染者が出た。関係市町村とも連携しつつ、迅速な対応で拡大を押さえ込む。それしかない。

 

 15時からの定例記者会見で、7月の県内感染状況の分析結果を報告した。東京を含む近県の感染拡大が、群馬にも影響を及ぼしている構図が(改めて)明白になった。

 先ずは、陽性者を年代別に見てみよう。6月までは、60代以上が51%と過半数を超えていた。が、7月は20%まで大幅に減少している。
    
 逆に、60歳未満の割合が増えている。特に30代以下の感染者に関しては、6月までと比較して22ポイント増加。47%になった。現時点では、この年代だけで全体の約半数を占めていることになる。

    さらに注目すべきは、陽性者の発症前の県外行動歴だ。東京都内への行動歴がある人が27%、東京都以外の県外への行動歴がある人が33%。すなわち、県外行動歴のある陽性者が、全体で60%に達していることが判明した。ちなみに、行動歴には、通勤等の不要不急でない外出も含まれている。

 県外への行動歴がある陽性者が増え始めたのは、群馬県の警戒度を1に下げた6月13日以降だ。加えて、20代と30代に限って言うと、県外への行動歴がある感染者が9割を超えていることも分かった。

    今回の事態は、ある程度、予想されていた。社会経済活動を本格的に再開すれば、それに伴って陽性者の数もある程度、増えざる得ないからだ。それでも、警戒を強めざる得ない状況だ。

    県民の方々には、引き続き、都内への不要不急の移動を出来る限り控えていただくようお願いしたい。さらに言うと、(東京に限らず)県外に外出する際には、今まで以上の緊張感を持って、新しい生活様式を徹底していただくように求めていく。