2020年7月24日:パート3

 少し前に、40代の若い友人から相談を受けた。

 「一太さん、最近、白髪が増えて来たので、髪の毛を染めようかどうか迷ってます。ナチュラルで行くほうがいいですかね?」

 こう答えた。

 「いや、どっちでもいいんじゃないか。まあ、00君はオレよりずっとハンサムだから、白髪も似合うと思うよ。そう言えば、群馬県には、70歳、80歳になっても、髪の毛をいろんな色に染めたり、外出する時にお洒落を楽しむ素敵なおばあちゃんが大勢、いる。自分がどう見られたいかで、決めたらいいんじゃないか?」

 「うん、いつも言ってるように、オレは髪を染めないと決めている。亡くなった両親もそうだった。親父の場合、還暦になった頃には、見事な銀髪だった。息子から見ても、かっこいいロマンスグレイだった。今、考えてみたら、母親は、最後まで染めていなかったなあ。自分が62歳になっても比較的、白髪が少ないのは、母のDNAだと思う。」

 「だいいち、スゴく面倒くさがりなので、夜とか朝、余分な作業はやりたくないんだ。そうでなくても、睡眠時間が短くなりがちだから、ね。」

 この4、5年、運動が生活の不可欠な一部になっている。特に1年前からは、お馴染みの腕立て伏せと腹筋に加えて、マシンを使った「無理のない筋トレ」が日課になった。

 なぜ、還暦を過ぎてから筋トレを始めたのかって?!知事という激務に耐えられる体力をつけると同時に、人生100年時代の「スマートエイジング」を県民に呼びかけるためだ。「隗より始めよ」って言いますよね。

 「アンチエイジング」(老化を遅らせること)と「スマートエイジング」(賢明に年を取ること)は違う。自分の解釈だと、「スマートエイジング」とは、老化を自然体で受け入れ、年とともに「賢く成長する」ことだ。

 健全な魂は、健全な肉体に宿る。昨年7月、無理のない筋トレを始めた時に目標に掲げたのは、無駄のない「細マッチョ」みたいな体型。もともとムキムキの肉体は求めていない。今から、そんな身体になれるわけもない。

 例えば20代、30代の人なら、マシンによる筋トレで筋肉を付けることは、比較的、簡単だろう。40代でも、大して難しくないはずだ。ポイントは、62歳で始めたことと、これだけ忙しい仕事の合間に(必死で)続けて来たことだ。

 さて、62歳の肉体がどう変わるのか?どこまで体型を保てるのか?ちょっぴりワクワクする挑戦なのだ。

 ということで、今晩、筋トレの途中にスマホで撮影した自撮りの写真を公開する。これが1年間の成果です。腹筋は少し割れ始めているが、割れなくても構わない。

 ふうむ。「細マッチョの領域に進むための入り口に立った」くらいの感じだろうか?体脂肪だけは、ずっと15%を維持している。

 次の発表(?)は1年後の夏。その時、どんな進化を遂げているか?!ぜひ、ご期待(?)ください。