2020年7月24日:パート2

 夕方。健康福祉部長から連絡あり。本日の県内の新型コロナ検査(68件)は、全て陰性とのこと。ひとまず安堵した。東京の新規感染者は260人。愛知県は、少なくとも60人以上になるようだ。

 依然として、全く油断出来ない情勢だ。感染者が連休後に倍増する可能性もある。ここ数日の数字は、2週間前の状況を反映したものだ。明日も、朝から内外の情勢をウォッチしないと。

 少し前のブログに、「秋には総選挙が行われる公算が高い。未曾有のコロナ危機を乗り越えていくため、『安倍政権(自公政権)の継続こそが国益だ』と思いつつも、全ての小選挙区で与党候補と野党候補が堂々と政策で競い合えるような構図になることが望ましい。」と書いた。

 「今の政治には、緊張感があまりにも欠如している。ある程度の競争がなければ、民主主義が健全に機能しない」とも。

 そんなことを口にしながらも、「結局、野党結集は出来ないだろう」と踏んでいる自分がいる。立憲民主党と国民民主党の合併構想は、恐らく最終段階で頓挫する。そんな気がしてならない。

 仮にこの2つの野党の対等合併(?)が実現したとしても、「新党結成に不満を持つ人たちが再び離党して、新グループを立ち上げる」みたいなおきまりの流れに帰着するのではないか?

 その結果、野党はバラバラのまま、次の(9月の?)衆院選挙に突入する。そして、(何の緊張感もないまま)与党が圧勝。今回も自民党が単独過半数を維持する。

 自分の中では、これが最も可能性の高いシナリオだ。

 総選挙は、恐らく数ヵ月以内に行われる。例えば、連休明けにも2つの野党が合流を正式決定したとする。その上で、「全ての小選挙区で野党結集を呼びかけていく」という声明を出したとしよう。

 その瞬間に、永田町の雰囲気は、ガラリと変わる。自民党内に、本当の緊張感が生まれるからだ。

 そうなると、安倍政権の下で「楽な選挙」しか経験して来なかった多くの若手議員たちが、初めて「厳しい試練」に直面する。本当の意味で、個々の議員の真価が問われることになる。

 その結果、有権者から本当に期待されている議員は生き残り、それ以外は淘汰される。政治家とは、そうやって進化していくものなのだ。

 残念ながら、なかなかそんなふうには、ならないだろうなあ。