2020年7月22日:パート2

 夜。クールビズのジャケットを脱いで、パソコンの前に座った。

 15時から菅義偉官房長官とのテレビ会議。特措法の改正問題、夜の繁華街への立ち入り調査、Go to トラベルキャンペーン等に関する県の要望を伝えた。超多忙な日程を調整してくれた永田町の兄貴分に感謝。菅長官、ありがとうございました。

 特措法の改正に関しては、すでに西村経済再生担当大臣に提案済みの「群馬県独自の改正案」を改めて送付。その上で、「どう改正するかについては、これから政府内で議論が始まると思います。が、その際は、現場を担当する知事の視点も参考にしていただけると有難いです」と申し上げた。

 少し前に、官房長官が、「風営法に基づき、集団感染が広がる夜の接待を伴う店舗への立ち入り調査を行う」方針を決めたことに関しては、「知事として、長官の英断を心強く思います。群馬県でも繁華街への働きかけを始める予定です。どんな形でやるかは検討中ですが、警察庁のほうから群馬県警に対して協力を要請していただけると助かります」と伝えた。

 加えて、本日から始まった「Go To トラベルキャンペーン」についても、各都道府県の事情や新型コロナの感染状況等を踏まえた柔軟な対応をお願いした。いわゆる「マイクロ・ツーリズム」を推進するための予算措置の検討も。

 官房長官からは、いずれの問題に関しても前向きな回答を頂いた。

 西村経済再生担当大臣や加藤厚労大臣の時と同様、オンライン会議の場にマスコミは入れなかった。後で中身を報告すれば済む。官房長官を知事のパフォーマンスに利用するつもりはない。ここらへんが信頼関係を保つポイントだ。

 

       <アニキはとても元気そうだった。>