2020年7月7日

 昼過ぎ。知事室にいる。今日のテイクアウトは鳥の胸肉。筋肉がタンパク質を求めている。恒例の昼休みブログを済ませてしまおう。

 本日は、午前9時30分から定例の庁議。冒頭の知事の挨拶では、九州の豪雨被害と群馬の災害対策、先週の県立病院視察の感想、ネット上の誹謗中傷に関する制度改正の動き、tsulunosの新企画等について語った。

 最後にイタリアの映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ氏の死去にも触れた。堅い話ばっかりだと、聞くほうも疲れてしまう。

 九州の豪雨で、50名の方が亡くなっている。心から哀悼の意を表すると同時に、行方不明の方々が全員、救出されることを願っている。報道によると、今日も北部を中心に、猛烈な雨が降り続いているらしい。

 現時点で、他県からの広域応援要請はないようだ。全国知事会では、災害対策都道府県連絡本部体制を継続。引き続き情報収拾を行なっているとのこと。前回のブログでも触れたが、知事会と連携しつつ、群馬県としても出来る限りの支援を行う準備がある。

 それにしても、水害は恐ろしい。河川が氾濫すると、途端に大きな被害が出る。昨年、群馬県は(都道府県として初めて)気象災害非常事態宣言を発表。水害を含む災害対策に重点的に取り組む方針を明らかにした。

 台風等による災害対策はもちろんのこと、新型コロナ対応にも、多くの財政リソースを投入して来た。今後も大きな予算が要る。にもかかわらず、新型コロナの影響で、県内経済は疲弊している。県税収入の落ち込みも避けられない。財政は厳しい状態が続く。

 こうした状況の中で、(引き続き)県民の生命と安全を守るために必要な財源を確保していかなければならないのだ。当然、事業全体の見直しは避けて通れない。「総論賛成、各論反対」の壁を乗り越えていくには、県議会への丁寧な説明と説得が欠かせない。最も重要なのは、一般県民の理解と支持を得ることだ。

 あ、そろそろ、JA嬬恋村の組合長が、キャベツを持って現れるはずだ。