2020年6月23日:パート2

 間もなく23時。高崎の自宅でパソコンを起動させた。

 回顧録の出版で、一躍、「時の人」となったボルトン前大統領補佐官に、ABCテレビのマーサ・ラダッツ氏が独占インタビューを行っている。その映像を見ながら、「ボルトン氏が回顧録に書いていることは、(一部を除いて)ほとんど事実に違いない」と思った。全ての辻褄が合うからだ。

 トランプ大統領の対北朝鮮政策が「何の成果も上げていない」(それどころか朝鮮半島情勢を悪化させた)ことは、紛れもない事実だ。が、今回、ボルトン氏が、北朝鮮をめぐる外交交渉の裏舞台を暴露したことで、「文在寅政権の対北朝鮮政策が大失敗だった」ことが、改めて浮き彫りになった。韓国政府の誤った融和戦略によって、北朝鮮の脅威は高まっている。もっと言うなら、東アジア全体の安全保障環境は、より緊迫している。日本にとっては、最悪の展開だ。

 トランプ大統領が、いかなる手段を使っても再選を果たそうと躍起になっているのは当然だ。万一、11月の大統領選挙でバイデン前副大統領に敗れ、民主党政権が誕生した場合、トランプ氏は(あらゆる意味で)罪に問われる可能性が高い。

 文在寅大統領も同様だ。大統領の任期が終わった後、どこかで保守勢力が政権を奪還するような事態が起これば、文大統領には、厳しい運命が待ち構えている。歴代大統領と同じ目に遭うのは、目に見えている。何て嫌な政治文化だろう。

 長年、国会議員として日韓関係や朝鮮半島問題に取り組んで来た。今でも、日韓関係は重要だと思っている。が、文在寅政権が変わらない限り、両国関係が改善する可能性は、極めて薄いと言わざる得ない。

 あいたた、胸と腕の筋肉が痛い。カヌーで、普段は使わない筋肉を使ったせいだ。それでも、「無理のない筋トレ」は休まない。ストレッチを入念にやってから始める。今日は背筋と腹筋だ。