2020年6月15日

 昼過ぎ。知事室にいる。コンビニで買ったサンドイッチと野菜ジュースのシンプルなランチを済ませ、パソコンの前に座った。食休みの間に、本日最初のブログを書く。

 午前10時から本会議。自民党を含む県議会の主要会派から、予算の組み替えを求める決議が提出された。「新型コロナウイルス感染症対策を推進するため、コロナの影響で不要不急になった業務の見直しを求める」という趣旨だ。知事の目から見ると、必要な財政改革に関しては、県議会が「総論賛成、各論反対」みたいな姿勢は取らないと宣言してくれたようなものだ。とても感謝している。

 過去10日間で、県内の3つの観光地(温泉地)を回った。すれ違う人たちから、次々、声をかけられた。「知事、今日は視察ですか?」「新型コロナで大変だと思うけど、頑張ってください。」

 スゴく嬉しかったが、ちょっぴり不思議だった。「マスクをしているのに、どうして分かるんだろう?」と。やっぱり、「声」に特徴があるようだ。

 言葉を交わした大勢の人たちの中の、少なくとも5、6人から、同じ言葉を聞いた。「知事のブログ、毎日、読んでますよ。」全員が群馬県民。若者も、子供連れのお母さんも、お年寄りもいた。

 県議会とは、今後、様々な問題に関して議論を重ねていく。が、前回のブログでもチラッと触れたが、これからは、県民との情報共有にもっと力を注ぎたい。このブログを含む様々なチャンネルを通じて、予算に関する協議の中身や争点等を直接、県民の方々に伝えようと思う。一緒に考えてもらう流れを作るためだ。

 伊香保温泉の「石段」のライトアップを実現させたのは、女将会の熱意だった。相当、大変だったらしい。新しいことをやろうとすれば、必ず反発に遇うのが世の常だ。結局のところ、知事が様々なハードルを乗り越えて「独自の政策」を推進する方法はただ1つ。「民意の後押し」を得ることだ。

追伸:ここから試練の1ヶ月(?)が始まる。苦しい日々が待ち受けている。誰も言ってくれないので、自分で自分を励ますしかない。頑張れ。Hang in there!!