2020年6月13日

 昨晩、県庁展望フロアのスタジオ「tsulunos」で、「山本一太知事の直滑降ストリーム」を放送した。ゲストは30年来の友人である河野太郎防衛大臣。防衛省の大臣室(?)からのオンライン出演だった。YouTubeで生配信した。

 多忙な日程を調整してくれた河野大臣の変わらぬ友情に感謝。医療従事者への感謝を伝えるブルーインパルスの飛行から、自衛隊の新型コロナ対策、新たな災害対応、安全保障問題まで、幅広いテーマで議論を交わした。河野大臣の落ち着いた口調と、リラックスした笑顔が印象的だった。

 驚いたのは、本番中のYouTube放送に寄せられた一般の視聴者からのメッセージが終始、好意的だったこと。改めて、河野大臣の「ネット人気」の高さを再認識した。

 ここ最近、何回かのブログで、「SNS空間には、屈折した魂が漂っている」と断じた。「ただし、(同時に)傾聴すべき批判や意見、国民の本音も存在する」とも。加えて、「twitter上の炎上は、少数の人間によって仕掛けられている場合が多い気がする」とも指摘した。

 SNSの「誹謗中傷を拡散させる」という負の側面を強調しながら、こんなことを言うと、少し陳腐に聞こえるかもしれない。が、良くも悪くも「あらゆる情報」が集まるネットには、物事の本質や人間性を見抜く力もある。サイバー空間は、偽物や極端族が跋扈しやすい環境を生む一方で、隠れた本物を発掘し、いわゆる立派な人物(?)の嘘を見抜く機能も果たしている。

 河野太郎防衛大臣が、ネットユーザーの間で「揺るがぬ人気」を獲得している背景には、間違いなくネットの特徴を熟知した河野大臣のtwitter活用法の巧みさ(=メッセージのセンスの良さ)がある。しかしながら、それ以上に、ネットユーザーたちが、「河野太郎という政治家の魅力(=人間性)」を見抜いているからだ。自分はそう考えている。

 時々、自分がSNSで発信したメッセージのリプ(反応)を、チェックすることにしている。激励もあれば批判もある。なるほどと思う見方もあるし、悪意に満ちたコメントもある。全体としては、落ち着いた空間だと思う。

 twitterに関して言うと、ただの悪口はスルー(無視)し、札付きはブロックし、あまりに悪質なもの(事実無根のウソの拡散等)は、念の為に保存する。誰もが実践している対応だ。

 そもそも、自分が知事としてどんなにいいことをやったとしても、悪口を言う人はいる。ましてや、SNS空間での攻撃(?)は止まないだろう。理由はシンプル。山本一太が知事になったことで、既得権益を脅かされる(又は失った)人々がいるからだ。今後も、知事として古色蒼然とした利権体質に切り込む姿勢は変えない。この戦いはずっと続く。必然的に、ネット上の悪口雑言が消えることもない。

 冷静に分析してみると、twitter上で執拗に悪口を言いつづけているのは、2、3人だ。結託しているのかどうかは分からないが、(恐らく)この少数の人々が、それぞれ複数のアカウントを持ち、別の人間を装って、ネガティブな書き込みを続けている。

 時には、県庁の事情を熟知していなければ書けないツイートも散見される。県庁OB(?)か、県議会関係者の可能性もある。

 ちなみに、県庁の内情を暴露(?)されて困ることは何もない。自分が知事である限り、「お天道様の下で出来ないことはしない」という哲学を貫くからだ。

 何れにせよ、他人を誹謗中傷するために(遊びで?)、ここまでの手間をかける心理状態が全く理解出来ない。が、twitterのリプの内容をフォローしていると、「何と卑怯で、気持ちの悪い連中だ」というだけでは、説明出来ないものを感じる。

 少し前のブログで、「事実無根のウソをばら撒いた人間を突き止める」と記した。この人物は、どんな立場の、どんな人物なのだろうか?スゴく興味がある。もしかしたら、何かの尻尾を掴むことが出来るかもしれない。

 

     <河野太郎防衛大臣、次の首相にふさわしい政治家調査で4位>