2020年5月25日:パート2

 間もなく22時。高崎の自宅で、パソコンを起動させた。

 17時。知事の臨時記者会見で、「5月30日に警戒度3を2に引き下げる予定である」ことを発表した。

 警戒度2に移行する5日前に方針を公表した理由は2つ。1つ目は、本日、東京を含む全ての都道府県で緊急事態宣言が解除される見込みだったこと。2つ目は、県内の経済活動や学校の再開には、ある程度の準備期間が必要と判断したことだ。

 県内の直近の2週間の状況を見ると、感染者の発生は2名にとどまっている。本日、危機管理チームの専門家の方々に意見を伺った。その結果、現在の状況が続けば、5月30日(土)には、警戒度を3から2に引き下げることが妥当という見解をいただいた。

 遅くとも、5月28日(木)までには対策本部を開催し、上記の方針を正式決定したいと考えている。

 「群馬の5日間」における独自の感染防止対策の徹底、客観的な数値の分析、高齢者福祉施設の発熱モニターシステムの拡充、外出要請、休業要請の更なる緩和、業界ごとの感染症対策ガイドライン策定、段階的な学校の再開については、細かい説明はしない。以下の8枚のスライドを見てもらえば分かると思う。