2020年5月23日

 知事になっても、全く変わらない政治家としての哲学。それは、「お天道様の下で出来ないことはやらない」というシンプルなルールだ。次の庁議で、改めて幹部職員の人たちに、そのことを伝えようと思う。

 先ほど、武藤健康福祉部長から連絡があった。今日のPCR検査も全て陰性。県内での感染が抑えられているのは、間違いなさそうだ。このまま、国内での第1波は収まっていくのだろうか?!

 いずれにせよ、更なる警戒度の引き下げ(要請の緩和)を行う前に、群馬県独自の感染拡大防止対策を少しでも整備しておくことが肝要だ。ここからの1週間で、県内約100の業界団体との覚書の締結も、高齢者福祉施設の異常を把握するためのシステムの拡充等も終わらせておきたい。

 北関東の2県に比べると、経済・社会活動再開のペースは、少し遅れることになる。が、県民の方々には、知事の考え方を理解していただけると信じている。第2波の襲来を想定した上で、「県民の命を守る」(=医療崩壊を回避する)態勢を出来る限り整えておきたいのだ。

 報道によると、東京都の緊急事態宣言は25日にも解除される可能性があるようだ。情勢は常に動いている。新しい状況に合わせて、柔軟かつ迅速に対応しなければならない局面もある。全体の流れを、よく見極めていくことが大事だ。