2020年5月8日:パート2

 報道によると、西村経済再生担当大臣が、昨日(5月6日)の記者会見で、「新規の感染者が1週間、確認されていない県が17ある。これらの地域は14日の専門家会議の結果によっては、宣言を解除する可能性がある」と述べたとのこと。

 西村大臣の連日の大活躍に敬意を払いつつ、念のために正確な情報を伝えておく。群馬県における4月28日から5月8日までの新規感染者は1名のみ。が、実質的には、「11日間連続でゼロ」と言っていい状況だと思う。

 何故、そう思うのか?そもそも、5月6日に陽性が確認された1名(死亡)の方は、栃木県在住だ。このひとが、群馬県内のアルバイト先に向かう途中で自損事故を起こした。

 その後、ご本人はタクシーでバイト先に移動。そこで倒れたため、県内の病院に救急搬送されたが、病院に到着する前に亡くなった。念のためにPCR検査を行ったところ、陽性が判明した。そういう経緯だ。

 新たな陽性者が出た場合は、PCR検査を実施した保健所管内から申告するというルールになっている。亡くなったこの1名の方を、栃木県に押し付けるつもりはない。しかしながら、栃木県内で感染が見つかっていた可能性も十分、ある。

 実際、群馬県側で割り出した県内の濃厚感染者は5名。内訳は、太田警察署職員2名、タクシー運転手1名、救急要請に関わった2名だ。県内の濃厚接触者は、太田保健所がフォローしているが、この他の調査は、栃木県内の保健所が行なっていると聞いた。

 次回のブログで、もう少し詳しく書く。