2020年4月25日:パート2

 報道によると、(昨日までに)県内35市町村のうちの24市町村(?)が、それぞれ所管する小、中学校等の休校措置を、5月末まで延長することを決定したらしい。

 個々の市町村長の総合的な判断だ。が、「県と足並みを揃えることも重視した」と明言した首長もいると聞いた。今回は、知事として、県内の市町村に「県と同じ歩調を取って欲しい」と明確にお願いしている。

 その意味では、早々と休校の継続を決断いただいた市町村長の方々に、感謝を申し上げたい。

 さて、昨日の14時30分から、群馬、茨城、栃木の3県の知事によるテレビ会議を行った。もちろん、テーマは新型コロナウイルス対策だ。大型連休に向けて、来県の自粛を呼びかける共同の緊急メッセージを出した。福田知事、タイムリーなご提案、ありがとうございました。

 会議の中で、茨城県の大井川知事が、県境付近で営業を続けるパチンコ店の実態を指摘。「来週にも、こうした店舗を対象とした特措法45条に基づく要請や指示を実施する可能性」に言及した。

 これを受けて、自分から、こう発言した。

 「群馬県でも、改めて営業実態を調査する。問題が深刻なら、より権限の強い45条に基づく措置に踏み込むことも検討する。この問題に関しても、3県である程度、流れを合わせていくのがいいと思う。」両知事からも賛同を得た。

 早速、関係部局に週末の県内調査を指示した。状況を把握した上で、必要だと判断すれば、来週早々にも、新たな対応を取る。

 いろいろ業界の事情はあると思うが、改めてご協力をお願いしたい。大型連休中の人と人との接触をどこまで減らせるかが勝負だ。県民の命と健康を守るための方策は逡巡しない。そのことだけは申し上げておく。

追伸:先ほど、本日のPCR検査に関する報告を受けた。今日は、県衛生環境研究所で37件の検査を実施。その中には、藤和の苑関係者1名、利根中央病院関係者2名も含まれていた。結果は全て陰性。ひとまず安堵。

 ただし、状況は全く楽観を許さない。

          <福田知事、大井川知事とのテレビ会議>