2020年4月21日

 午前9時30分から、初めてのオンライン庁議をやった。午前中のテレビ会議は、比較的にスムーズに行く。ところが、午後になると、途端にシステムの調子が悪くなる。きっと一度に大勢の人が使うからだ。他県でも、同じ状況だろうか?

 1週間に1度の庁議は、群馬県庁の伝統だ。毎回、会議の冒頭に、集まった県庁幹部の前で、15分から20分の演説をする。この「山本知事スタイル」も定着した。スピーチの話題は、政策から個人的なエピソードまで様々だ。

 庁議の内容は、外部には漏れないことになっている。だから、毎回、かなり本音を吐露している。1週間を振り返り、嬉しかったこと、感動したこと、腹が立ったことを率直に語る。欠点だらけの知事の性格や思考経路は、県庁幹部にバレバレだ。でも、そこが大事だと思っている。

 定例の庁議を開かない都道府県もあるらしい。が、知事の考え方を県庁幹部と共有するための貴重な空間だ。オンラインになっても続けたい。

 今日は、3つのことについて話した。休業支援、学校再開、介護施設だ。

 「群馬県として、どのタイミングで、いかなる休業支援を行なったらいいのか?」 

 この問題は、休業要請をする前から、庁内でずっと議論している。県として「どんな独自の取り組みが可能なのか?」を考え続けている。当然のことだ。

 そうは言っても、限られた財源の中で最大の効果を上げるためには、政府の対策の中身や今後の動向を見極める必要がある。

 この点に関しては、明後日(木)の定例記者会見で、何らかの方針を示せると思う。

 あ、総合計画についての次の協議が始まる。もちろん、ウェブ会議だ。