2020年4月12日

 昨晩、会議が終わったのは23時。県庁幹部の皆さん、夜遅くまでお疲れ様でした。

 県職員の皆さんの連日の奮闘には、知事として心から感謝しています。明日からも苦しい日々が続きますが、県内の「オーバーシュート」(爆発的患者拡大)を防げるかどうかの重大局面です。明けない夜はありません。ここは、力を合わせて、困難を乗り越えていきましょう。

 今日(日曜日)も人数を絞って、夕方に再び幹部協議をやる。昨日、安倍総理が「夜の繁華街の接客を伴う飲食店等の利用を自粛する要請を(緊急事態宣言の対象地域であるかどうかにかかわらず)全国に広げる」と明言した。この流れを受けて、「県として何が出来るのか?」「何をすべきなのか?」を改めて相談する。

 明日の午後、新型コロナウイルス対策本部会議を開く。その後、再び知事の臨時会見をやろうと思う。ぶら下がりインタビューのような中途半端な形ではなく、ちゃんと発信したほうがいいと判断した。

 昨日の土曜日も、知事である自分が会見を行った。知事自らPCR検査の結果を報告し、新たな感染者の情報を説明した。県内の新たな感染者が、1日としては最も多い35人になったことを重視したからだ。同じクラスター(集団感染)からの大量感染を覚悟していたとはいえ、かなり深刻な事態だ。

 21時からの臨時記者会見の冒頭、先ずこう呼びかけた。

 「YouTubeと群馬テレビの生中継で、この会見をご覧になっている県民の皆様に、お願いしたいと思います。本日、県内で35名の新たな感染者が出ました。1日の発生としては、これまでで最多です。」

 「地域の保健所が全力で対応していますが、濃厚接触者の確認には、まだ時間がかかります。感染者の人たちが市中に出ている可能性もあり、専門家もリスクが高まっていると指摘しています。」

 「県民の皆様には、すでに平日、休日を問わず、不要不急の外出の自粛をお願いしています。が、重ねて申し上げます。緊急事態宣言の出ている7都府県への移動、不要不急の外出は、ぜひ控えてください。」

 

 「皆さんの行動が、皆さん自身はもちろん、皆さんの大切なご家族の健康と命を守ることに繋がります。そのことをご理解ください。」

 

 お腹がグーッと鳴いた。ご飯と豚汁の昼食を食べる。この続きは次回のブログで。