2020年4月7日

 昼休み。知事室からのブログ。

 県内の市町村立の小・中学校の再開に関して、多くの市町村が次々、方針変更をする(=県立学校の臨時休校延長と同様の措置を取る)流れになっているようだ。昨日の県内行脚は、無駄にはならなかった。首長の方々の決断に、(知事として)改めて感謝を申し上げたい。

 午前9過ぎから健康福祉部との協議。この打ち合わせを踏まえて、午前10時から新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。

 安倍総理が本日、緊急事態宣言を発令する見込みだ。19時からの総理会見を受け、21時頃(?)に、群馬県知事としての臨時会見を行う。総理の会見の内容を確認するまでは、県の正式な対応は決められない。当たり前のことだ。

 新型コロナウイルスをめぐる状況が、新たな段階に入った。対策会議の冒頭、知事として、こう挨拶した。

 「群馬県においては、県、市町村、医師会等の関係団体との連携、何より県民の皆さんのご協力のお陰で、感染者を一定のレベル(26名)に抑え込んでいる。が、いつ爆発的な感染拡大が起こるか分からない状況だ。」

 「緊急事態宣言が間近に迫った中で、我々(群馬)が目指すべきゴールは明確。東京のようなオーバーシュート(爆発的な感染拡大)を発生させないよう、徹底的に防護策を講じることだ。そして、最後まで緊急事態宣言の対象地区になることを回避する。」

 「そのことが、県内の感染者を1人でも減らし、県民の安全と命を守ることに繋がる。力を合わせて、頑張っていこう。」

 幸いなことに、(現時点では)大多数の患者の感染経路は特定出来ている。大泉町や館林厚生病院で発生したクラスター(小規模集団感染)も、市長や町長の奮闘で、何とか(油断は出来ないが)封じ込めている。今、特に気をつけなければならないのは、富岡市の企業関係で発生している感染の連鎖だ。

 13時から政策会議がある。議論したい主要テーマは、授業のオンライン化推進だ。