2020年4月4日

 15時過ぎ。熱い紅茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 週末でも県庁は動いている。今日も朝から2人の副知事、武藤健康福祉部長、片貝首席補佐官、宇佐美メディア戦略アドバイザー等と電話で連絡を取り合っている。本日のPCR検査で新たな感染者が出た場合には、どこかで記者会見もやらねばならない。

 黒岩草津町長と熊川嬬恋村長にも電話をかけた。町村立の小・中学校の臨時休業の延期を決めてもらったことに、お礼を言いたかった。特に、黒岩町長の情報力と決断力には敬意を表したい。交流人口が多い草津温泉だけに、余計、危機感を持っている様子だった。

 鶴舞う形の群馬県は広い。地域によっても事情が違う。例えば、人口密度の低い吾妻郡や利根郡と都市部は違う。南牧村の規模なら、学校での感染防止対策を徹底しやすいだろう。より警戒を高めておかねばならないのは、人口の多い都市部だ。

 4月2日の知事の臨時記者会見には、大きな反響があった。知事のメッセージは、かなり大勢の県民に届いたようだ。地元の独立系テレビ(地上波)の生番組で、「知事が1時間、県民に対して、直接、語りかけた」ことは、他府県でも(というか日本国内では)前例がないと思う。知事の危機感を少しでも県民の方々に伝えられていたとしたら、あの長い会見をやった甲斐があった。

  さて、ここからは、知事として「県立学校の春休み明けの再開を見合わせた」理由を、改めて説明していく。先ず、指摘しておきたいのは、今回の臨時休校措置の延長は、専門家の意見も踏まえて決定したということだ。

 あ、お湯が沸いた。この続きは次回のブログ(その2)で。

追伸:日本も群馬も、ある種の非常事態の中にある。最近、地元メディアとの関係についても、いろいろ感じるところが多い。先ほど、この状況下における(というより新しい時代環境の中での)「地元メディアとのあるべき関係」についてのブログを書き上げた。

 が、現時点では、掲載しないことにする。県民は今、そんなことに全く関心を持っていないからだ。