2020年3月20日

 県内で新型コロナウイルスへの感染が確認された方は10名。そのうち、複数の患者が重症だ。記者会見で「重症」という言葉を使う度に、胸が痛む。全員の方々の1日も早いご回復をお祈りしたい。

 毎日、毎晩、新型コロナウイルスのことを考えている。昨晩も会議で発言している夢を見た。当然、ブログの中身も、コロナの話題が中心になっている。

 今日もPCR検査が実施される。その中には、濃厚接触者のひともいるようだ。どんな結果になっても、冷静に必要な対応を打ち出していく。

 ということで、今回はコロナから少し離れて、群馬の明るいニュースを取り上げる。前々回のブログでもチラッと触れたが、昨日、国の文化審議会が、重要文化財である「群馬県綿貫観音山古墳の出土品」を国宝に指定するよう、文科大臣に答申した。

 群馬県にとって、これほど素晴らしいニュースはない!出土品は、東日本の古墳出土品を代表する極めて学術的価値の高い資料だ。県内では、富岡製糸場に次ぐ2番目の国宝となる。

 県知事として群馬県歴史博物館を視察した際、展示されている綿貫観音山古墳の出土品を鑑賞した。展示品の芸術性の高さに感動した。世界にも発信出来るコンテンツだと確信した。

 新型コロナウイルス問題が沈静化するまでは難しいと思うが、夏くらいには、特別展示会の開催も検討中だ。状況が落ち着いたら、1人でも多くの人に、歴史博物館の出土品を見に来てもらいたい!!

             <群馬歴史博物館の貴重な埴輪群>