2020年3月18日

 17時30分。知事室に戻った。本日の日程は、ほぼ終了!残りは21時からの「Ask知事!」だけだ。(ふう)少し休んだ後で、宇留賀副知事、宇佐美ネット戦略アドバイザー、広報課長、首席補佐官等と、番組配信に向けた打ち合わせをやる。

 事前に県民(国民)からの質問を募集したところ、100件を超える反応があった。生放送の中で、どの質問に答えたらいいだろうか?選ぶのが大変だ。

 出演者等との作戦会議の前に、前回のブログの続編を書く。

 村山俊明大泉町長が、記者会見で、「大泉町在住の新型コロナウイルス感染者が発生した際、県からの情報提供が遅れた。そのために、町として必要な対策が取れなかった!」と批判した。この問題に関する知事としての見解を書き残しておく。

(1)最初に言っておきたいのは、「県の対応が悪い」というのは、「知事の対応が悪い」というのと同義語だということだ。健康福祉部を含め、県職員は全員、知事である山本一太が最終決定した方針に沿って動いている。いかなる問題にせよ、県の対応が何らかの批判に晒された場合、それは全て知事である自分の責任だ。県職員の責任ではない!

(2)過去のブログにも書いた。知事と市町村長は役割が違う。が、民意で選ばれた首長という点では、同じ立場だ。すなわち、知事と市町村長の間に上下関係はないと考えている。

 そう思っていなかったら、こちらから何度も、太田市役所や高崎市役所に足を運んだりしない。1時間以上かけて館林の市庁舎を訪ねたりもしない。ましてや、南牧村長や東吾妻町長に会うために、多野郡や吾妻郡まで知事車でドライブすることもない!

 自分も村山町長も政治家だ。お互いに、首長としての立場というものがある。時として見方が違ったり、温度差が生じるのはやむを得ないことだと思う。他の市町村長の場合も同じだ。

(3)そのことを踏まえた上で、新型コロナウイルス感染症に関する情報発信についての県の基本的な立場を説明したい。

 あ、首席補佐官が来た。この続きは、次回のブログで。