2020年3月11日:パート3

 夕方。知事室でパソコンを開いた。本日の日程はほぼ終了。健康福祉部からのPCR検査の報告を待っている。

 15時。群馬交響楽団の理事会へ。理事長として議長(司会)を務めた。出席した理事、監事の方々全員に発言してもらった。かなり前向きな議論が出来たと思う。皆さん、お忙しいところ、ありがとうございました!

 新型コロナウイルスの影響で、群馬交響楽団も厳しい状況に置かれている。が、こんな時だからこそ尚更、群馬県の貴重なアセット(県民の宝)である群響を県民全体で盛り上げていく機運を醸成したい!

 さて、あの東日本大震災から今日で9年目。知事室で黙とうを捧げ、亡くなられた方々の冥福をお祈りした。全国には、まだ4万7千人を超える避難者の方々がいる。県内で避難生活を送っているひとも776人いるとのこと。

 まだ「復興」は道半ばだ。あの震災を風化させてはいけない!そのことを改めて胸に深く刻んだ。

 午後、自民党厚労部会の政策議論をリードする盟友の武見敬三参院議員と電話が繋がった。「昨日のブログで、新型コロナウイルス対策に関する武見先生の2つのツイートを、そのまま掲載させてもらいました!」と報告すると、スゴく喜んでくれた。

 「そうか、ありがとう!あなたのブログは、本当によく読まれている。普通じゃないよ。(笑)山本さんの言うとおり、他国に比べて感染者の死者が少ないのは、日本の地域医療の底力だと思う。地域の医療関係者は日頃から頑張ってるんだ!」

 武見氏は、WHO(世界保健機関)から、UHC(Universal Health Coverage)担当の大使にも任命されている。保険医療分野の国際会議で議長が務まる数少ない日本人だ。それだけに、このコメントには説得力があると思った。

 「ただし、感染拡大を抑えられるかどうかは、ここからがヤマだ。今、国内の患者数の増加は30〜50人くらいの間で推移している。でも、これがグッと増えるようだと要注意だね!」

 そろそろ、今日のPCR検査(12件)の結果が出る。緊張の一瞬だ。

追伸:
 
 少し前に、ある衆院議員が吐き捨てるように言った。

 「一太さん、都合のいい時だけ有力政治家の名前を利用して、親しくもないのに、あることないことを喧伝する。でも、相手にされていないと分かると、途端に自分自身のPRに使っていた政治家の悪口をあらゆる場所で振りまく!こういうヤツを跋扈させたらいけないですよね!(怒)」

 「まあ、こんな輩は、誰にも相手にされていませんけどね…。(苦笑)」

 全く同感だ!!