2020年3月1日

 2月28日(金)の県議会(一般質問4日目)で質疑を行ったのは4名。太田市選出の秋山健太郎県議、吾妻郡選出の入内島道隆県議、甘楽郡選出の牛木義(ただし)県議、利根郡選出の星野寛(ひろし)県議だ。

 前日(2月27日)に質問に立った前橋の安孫子県議、富岡の矢野県議、邑楽郡の川野辺県議、藤岡の金沢県議の分も含めて、この2日間の一般質問の感想を簡潔に述べたい。

 安孫子県議は(市議の時代から)、とにかく勉強熱心だ。県議会の常任委員長だった時も、「県議会の役割とは何か?」「委員長はどんな機能を果たすべきなのか?」を常に自問自答し、実践していた。

 県有資産の有効活用、食品ロス問題に関する指摘も鋭かった。新型コロナウイルス問題がなければ、質疑の一部がマスコミ報道された可能性もあったと思う。(残念)お陰で、「財産有効活用課」(元は管財課)の新設をアピール出来た。(ニッコリ)

 保守系の矢野県議は、前回の県議選で初当選を果たした。経営者として地元のJC等でも活躍していただけに、若手世代に人気がある。知事として台風19号の被災地(富岡市)を視察した際には、地元県議として、いち早く同行してくれた。礼儀正しくて、明快な質問は、好感度が高かった。このひとの活動には、今後も注目している。

 群馬の宝であり、ユネスコの世界遺産でもある「富岡製糸場及び絹遺産群」の観光資源としての評価が急激に下がりつつある。危機的な状況だ。矢野県議ともスクラムを組んで、世界遺産を盛り上げていきたい!

 当選1回の牛木義県議は、県議会最年少の33歳。冒頭の発言で、「最も尊敬するのは、(自分を政治の世界に誘ってくれた)星名建市幹事長です!」と強調していた。米国の州立大学を卒業。英語も堪能だ。高校の先輩である星名先輩のことは、知事である自分も頼りにしている。牛木さん、星名県議のような大勢の人たちから信頼される政治家を目指して、精進を重ねてください!!

 同じく初当選組の金沢県議には、政治家としての「高い志と意欲」を感じた。さすがは、シンクタンク「青山社中」を創設した朝比奈一郎氏の弟子(?)だけのことはある。質疑の中で、「ららん藤岡」が群馬県の大事なアセット(財産)であることを再認識した。

 続けて、一昨日(28日)の質問を振り返ってみよう。

 同じく前回の県議選で初当選を飾った秋山健太郎県議は、日本語が正確で、言葉に無駄がない。情報が整理されていて、とても分かりやすかった。論理的な思考の持ち主であることが分かった。元県議の父上とは、違ったタイプだ。将来が楽しみだ、な!

 中之条町長時代に「ビエンナーレ」という地域の芸術祭を成功させ、定着させた実績を持つ入内島県議は、やはり「ただ者」ではない。答弁はほとんど知事。質問時間の8〜9割を使って、地方分権のあるべき姿、群馬県が目指すべき理念や哲学を語り合った。

 何しろ、質疑の中で、ラッセルの「幸福論」とか、フランスの経済哲学者、セラジュ・ラトゥーシュの「デクロワサンス(脱成長)」みたいな言葉が(当たり前のように)飛び交うのだ。なかなか他府県の議会でも、こんな議論が交わされることはないと思う。(笑)

 が、入内島県議自身がつぶやいていたように、理念や哲学(羅針盤)のない政治は漂流する。とても有意義な質疑だった。え?答弁書はほとんど読まなかった。こういう自由演技こそ、山本一太の得意技だ。最後まで議論を楽しんだ!!😄

 星野寛県議は当選6回。県議会議長も務めたベテランだ。冒頭、この3月で退職する県庁幹部の名前を挙げ、労を労ってくれた。この配慮は、とても嬉しかった。(感謝😞)

 質問の中で、知事の「海外へのトップセールス」を評価していただいた。今回の組織改革で「地域外交課」を新設することも。群馬県としては、星野県議の台湾との人脈も、ぜひ活用させていただきたいと考えている。

 大臣として答弁するより、知事として答弁席に立つようが、ずっとやり甲斐があるし、断然、面白い!!最後にもう一度、決め台詞を言う。

 群馬県知事として仕事が出来ることは、どんな閣僚になるより価値がある!!👍

 さあ、食事を作らないと!!

<オリジナルのプロテイン飲料を作るジューサー。知事は健康じゃないと!>

 

<本日の地元紙(上毛新聞)の一面記事>