2020年2月11日:パート2

 熱いミルクティーを飲みながら、本日2本目のブログを書く。

 激戦を勝ち抜いた直後で、まだ表情に疲労感が漂っている山本市長を気遣いながら、出来るだけ丁寧な口調で、こう伝えた。

 「龍ちゃん、無礼を承知で、3つ、言おうと思っていたことがある。先ずひとつ目。現職で同郷の山本龍市長が3選を果たせたことは、本当に良かったと思っている。最終的な得票率が4割に達したことも。ただし、現職の市長候補にとって、3度目の選挙は、いわば信任投票みたいなものだ。5人も候補者が立つのは異例の事態と言っていい!」

 「裏を返すと、それだけ、市政に不満を持つ市民が多かったということだ。残念ながら、今回、市長選に参加した市民の6割近くが、現職以外の候補者に票を投じたという事実は、謙虚に受け止めるべきではないか?こんなこと、正面切って市長に言えるのは、自分しかいないと思う。」

 「今、山本市政の下で、前橋の中に次々、『面白いこと』が起ころうとしている。未来へのワクワクするような胎動を感じる。当然、県としても前橋の先端的な政策には注目している。次の4年間で、そのことを1人でも多くの前橋市民に伝えて欲しい。ぜひ頑張ってください!」

 「今日、話したかった2つ目のポイント。それは、今、言った『1人でも多くの市民に支持を広げて欲しい』という指摘と矛盾するように思われるかもしれないが、これからの4年間は、もうあまり周りに気を遣うのは止めたほうがいい気がする。別の言い方をすると、これを契機に、山本龍のスタイルを思い切って貫いたほうがいい!」

 「龍ちゃんは気の優しいところがあるので、誰にでも『イエス』と言ってしまう傾向がある。少なくとも、多くのひとがそう見ている。率直に言うと、それが不満の根源だ。『八方美人的で、決断をしない!』みたいに誤解されてしまう。」

 「同じ政治家に対して釈迦に説法だけど、世の中に誰からも好かれる人間なんていない!そりゃあ、そうだろう。あるひとにとっては魅力的だと感じる部分が、別のひとにとっては欠点に映るのだから。例えば、自分も含め、群馬県の政治家で『誰からも評判のいい人』なんて、1人もいない!(笑)」

 「今回、厳しい情勢の中でも、政治家『山本りゅう』を最後まで信じて応援してくれた大勢の人たちがいた。県議会にも、市議会にも、経済界にも、後援会や自治会等にも。その人たちの期待を受け止め、遠慮せずに自らの信じた政策を推し進めるべきだ。自分はそう思う。」

 「試練を乗り越えた県都前橋の現職市長が、次の4年間、中途半端ではない決断力と実行力を内外に示す!そのことが、この選挙で市長に一票を投じなかった市民の間にも、新たな山本ファンを増やすことに繋がる!そうは思いませんか?!」

 山本龍市長は、同郷の政治家である山本一太の言葉に、真剣に耳を傾けてくれた。大きく頷いて、こう言った。

 「いや、一太さんの言うとおりだと思います!そのつもりでやりますよ!!」と。

 続けて、(山本市長の目を見ながら)こう話した。「3つ目は意見というより、提案に近い。簡単に言うと、群馬県知事と前橋市長が力を合わせて、群馬県内に残存する不透明な利権の構造を一掃していこうということだ。」

 最後の提案は、今後の群馬県政を考える上で、極めて重要だ。続編のその3で、詳しく(?)解説する。