2020年2月11日

 一昨日の夜、群馬テレビで、前橋市長選挙の速報をフォローしていた。現職の山本龍市長に当確が出た瞬間、歓喜に沸く選挙事務所の様子が映し出された。壇上には、山本陣営の主力として市長選を戦った功労者の人たちが、ずらりと並んでいた。

 そこに、再選を果たした山本龍市長が登場!会場のボルテージは最高潮に達した。当選の「万歳」も、その後の市長のインタビューも、全てテレビの生中継で見ることが出来た。

 映像を見ながら思った。知事としてあの場所に顔を出したら、きっと皆、暖かい拍手で迎えてくれただろう、と。前橋の人たちは、そういう人たちなのだ。が、過去のブログでも触れたように、今回の市長選では、どの候補者の応援にも入らなかった。

 選対事務所への激励訪問も、応援演説もしていない。山本候補と並んで街頭に立つ機会も無かった。(龍ちゃん、支持者の皆さん、ごめんなさい!😞)

 現職候補の選挙戦で全く何の貢献もしていないその山本一太が、陣営が勝った時だけノコノコ出ていってお祝いの言葉を言う?!それこそ死に物狂いで選挙を戦った支援者の方々に失礼だ!!そうは思いませんか?そうした振る舞いは、政治家としての「ちっぽけな美学」に反する。(苦笑)

 国会議員時代、県内の首長選挙の「万歳」に何度も駆けつけた。その度に、会場でよくこんな囁きを聞いた。「あれ?あの人は、選挙中に一度も顔を出さなかった。それなのに、当選の時だけ来るなんて嫌な感じだ。まあ、もともと、そういう人なんだよね!」

 テレビを見ながら、改めて思った。「20年以上務めた国会議員より、知事の方がずっと自分に合っている!」と。(笑)

 その代わり、翌日、山本龍選対の最高幹部で、昨夏の知事選でもお世話になった中沢丈一県議、中村のりお元県議等に電話をかけた。あびこ哲県議には、facebookでメッセージを送った。会議の合間に、電光石火で前橋市役所を訪問。当選直後の山本龍市長と固い握手を交わした。

 そう、県庁と前橋市役所は、歩いて行き来出来る距離にあるのだ。

 前述したように、前橋市長選挙では、(幾つかの理由で)中立の立場を貫いた。でも、正直言うと、現職の山本龍市長が再選されてホッとした。これまでもCSF対策や災害対応で連携を維持して来たからだ。

 複数の世論調査の数字が手元にあった。選挙戦が始まる直前の時点では、「36〜37%の得票率で山本龍候補が当選する」可能性が大きいと分析していた。が、選挙告示後の1週間で最も票を伸ばしたのは、現職の陣営だった。最終的に、山本候補の得票率は42%に達した。これは、山本市長にとって、とても意味のあることだったと思う。

 知事が来訪したと聞いて、急いで市庁舎に戻って来てくれた山本龍前橋市長と、2人きりで向かい合った。先ず、こう切り出した。

 「山本市長、3選、おめでとうございます!知事として市長選での中立を表明したこともあり、応援には行けませんでした。ごめんなさい!でも、市長の再選は嬉しい!県と前橋市の連携は群馬の発展に欠かせません!引き続き、スクラムを組んでいきましょう!!」

 「激戦にはなりましたが、前橋市民は山本市長の続投を支持した。選挙で再び市長に選ばれた。その民意を背景に、今後も自信を持って市政に取り組んでください!!」

 そう断った上で、「山本市長が再選されたら、必ず話そう」と心に決めていた3つのことを伝えた。知事から市長へのメッセージというより、同じ政治家として、いや、草津小学校の先輩としての意見と言ったほうがが正確だろう。

 何を伝えたのか?この続きはその2で。

追伸:昨日の午後に行われた「新型コロナウィルス感染症対策本部会議」も、「新型インフルエンザ等対策本部訓練」も、「ググッと群馬観光宣伝推進協議会臨時総会」も、スゴく重要な日程だった。夕方からのGメッセPR動画の撮影もドキドキする体験だった。

 知事室を退出する際に、秘書課のスタッフに「いや、今日も大事な会議等が目白押しだったね!」と声をかけた。すると、秘書課の職員が笑いながら言った。

 「ええ、そうですね。でも、知事、毎日がこんな感じじゃないですか!(笑)」

      <新型コロナウイルス感染症対策本部会議を指揮>

 

<ググッとぐんま観光宣伝推進協議会総会で挨拶>


        <選挙管理委員長等に感謝状を贈呈>