2020年1月3日

 夜。熱いミルクティーを飲みながらのブログ。

 気がつくと、もう1月3日。お陰様で、年末・年始は、十分な休養を取ることが出来た。(感謝)元旦は「ニューイヤー駅伝」等の行事もあり、朝から昼まで仕事をしたが、それ以外は、公務を休ませてもらった。

 この間、NetflixやアップルTVで最新のコンテンツ(話題の映画やTVドラマ)をチェックし、本や資料を読み、ブログを書き、無理のない筋トレをやり、時々、アコギ(弾き語り)の練習をした。久しぶりに十分な休養を取ることが出来た。👍😆

 皆さんのお正月はいかがでしたか?!
 
 さて、少し前に、衝撃のニュースが飛び込んで来た。米国政府が「イランの精鋭部隊である革命防衛隊のソレイマ二司令官を殺害した」と発表したのだ。

 国民的な英雄の死に対し、最高指導者のハメネイ師が米国への報復を強く示唆。ロウハニ大統領も「仕返しをする」と明言している。両国間の軍事衝突への懸念が強まっている。

 心配なのは、大統領選挙を控えたトランプ大統領の心理状態だ。詳しいことは書かないが、ここまで来ると、イラン政府も後には引けない状況になった。「報復の連鎖」が発生する可能性が極めて高くなっていることは間違いない!

 本年11月の米国大統領選選挙の結果はもちろんのこと、今回の米国とイランの衝突を含む中東情勢も、米中貿易摩擦の趨勢も、日中関係も、朝鮮半島情勢も、全て群馬県の経済等に影響を及ぼす。だからこそ、知事には「グローバルな視野」が必要なのだ。国際情勢もしっかりフォローしていく必要がある。

 少し前に、Yotubeのプレミアム会員になった。以来、毎晩のように、MSNBC、CNNの最新ニュースや、米国の人気ニュースショーを見ることにしている。この際、身体を鍛えるだけではなく、英語力(もともと大したことないけど(ガクッ))も回復させておきたい。そうじゃないと、米国の知事(?)を32階のスタジオにゲストとして呼べないでしょう?!(笑)

 外交・安全保障は「国の専管事項」とされている。が、知事が展開出来る独自の地域外交というのもあるはずだ。国の方針を「待っている」だけでは、新たな局面を展開することは出来ない。

 昨年の10月、知事としての初の海外出張(ベトナム訪問)を行った際、相手国の外務大臣(副首相を兼任)、官房長官等と会談し、「ベトナム政府と群馬県」との関係を議論したのは、その一環だった。引き続き、新しい知事外交のモデルを模索していく。

 日本全体の経済、政治、外交が地域の発展に深く関わっている以上、知事が中央政府に強いパイプを持たなければならないのは当然だ。いざという時には、総理にも、官房長官にも、主要閣僚にも「直接、会ってもらえる」環境を日頃から作っておくことが重要だ。

 知事に就任して5ヶ月が経過した。この間、20年を超える国会議員時代の人脈を駆使して、総理、官房長官、外務大臣、防衛大臣、経産大臣、総務大臣、文部科学大臣、農水大臣、厚労大臣、経済担当大臣、国土・交通大臣、法務大臣、環境大臣、地方創生担当大臣等との面会を重ねて来た。僭越ながら、就任後の半年間で、これだけの数の閣僚と会った知事は過去にいないと思う。

 知事には、中央の政局や国会の情勢を分析する能力も求められる。誰が次の大臣や与党の幹部になるのか?!どんな法律がいつ成立しそうなのか?!そうしたことも、把握しておかなければならないからだ。

 昨日、複数の親しい記者と(久々に)電話で会話を交わした。「1月からの通常国会はかなり荒れそうな雰囲気ですね。IR事業をめぐる事件が広がる可能性もあるし、ゴーン被告の国外逃亡の件もありますからね!」とのこと。過去のブログでも言及したが、自分が最も心配しているのは、カジノ誘致をめぐる問題だ。(ため息)

 さあ、そろそろ夕食(カレー)の準備をしないと。

 今年も、「世界でたった1人しかいない知事」になるための無謀な挑戦(笑)は続く!!