2019年12月11日

 15時過ぎ。新幹線で高崎に向かっている。

 午前11時から青山葬儀所で行われた「故・吉田博美元参議院議員のお別れの会(自民党葬)に参列した。葬儀委員長は安倍晋三内閣総理大臣(自民党総裁)、喪主は奥様の洋子夫人だった。

 葬儀が始まる前、故人の大きな遺影の横に設置された大型モニターの画面で、吉田博美氏が夏の参院選に向けて制作したPRビデオ(政界への道?)が、繰り返し流されていた。

 映像には、吉田博美参院自民党幹事長と親しかった中央政界や地元の有力者が次々と登場。「政治家・吉田博美」の魅力や今後の更なる活躍への期待を熱っぽく語っていた。

 が、この映像の中で、吉田氏自身が名前に言及した政治家は4人だけ。安倍総理、ご本人が政治の師と仰ぐ青木幹雄元参院自民党議員会長と故・金丸信元自民党副総裁、そして山本一太だ。

 もちろん、上記のPR動画の中に、山本一太のインタビュー映像はない。群馬県知事選への出馬が取り沙汰されていた頃だもの。いろいろな影響を考えれば、声がかからなくて当然だ。(笑)が、それでも、吉田さんは、敬愛していた安倍総理との出逢いを語る場面で、わざわざ山本一太の名前に言及していた。

 「私の盟友である山本一太先生から、『安倍総理が一緒にご飯を食べたがっている』というのでご一緒したところ…」

 このひと言に、吉田幹事長の思いが込められている気がした。吉田さんとは(恐らく周りが思っている以上に)親しかったからだ。

 安倍総理の弔辞は心に響いた。「異彩を放つ最高の仕事師だった」という総理の言葉は、吉田博美氏に必ず届いているはずだ。総理、吉田さんはスゴく喜んでいると思います。総理のことが本当に好きでしたから!!橋本聖子オリパラ担当相(前参院議員会長)のメッセージにも真心を感じた。2人は参院自民党の名コンビ(議員会長と幹事長)だった。

 そう言えば、吉田さんがよくこんなことを言っていたなあ。

 「オレと一太さんは全く違うタイプに見えると思うけど、実はとても似ている。2人とも嘘がつけないタイプだからね!(笑)」

 「自分の周りの政治家たちは皆、山本一太の発信力、特に一太さんのブログを恐れている。でも、オレはちっとも怖くない。(笑)心情がよく分かるんだよね!!」

 過去のブログでも触れたが、自民党の最高幹部の1人でもあった吉田氏が、自分の知事選出馬を一貫して応援してくれたことは生涯、忘れない。吉田さん、本当にお世話になりました。重荷を降ろして、ゆっくりお休みください。(合掌)

 あ、間もなく高崎のアナウンス。