2019年11月24日:パート3

 19時過ぎ。高崎の自宅に戻っている。

 有楽町で開催された「オールぐんま暮らしフェア」には、高木渋川市長と荒木桐生市長が足を運んでいた。2人の市長の熱意に感銘!!👍

 ここからはシリーズその⑰。県庁最上階に動画(放送)スタジオを整備する方針を発表した際、よく聞かれたのが「この事業の投資効果をどう測るのか?!何か具体的な数値目標のようなものはないのか?!」という点だ。

 これはもっともな指摘だと思う。が、現時点で詳細な目標データを示すのは難しいと考えている。そもそも、動画(放送)スタジオ設置による効果を、単なる数字だけで判断するのは無理がある。

 例えば、このプロジェクトが県民の「心の元気」(期待感や高揚感)を高め、「群馬の空気」を変えるのに役立ったとしても、そうした貢献を数値で表せるだろうか?!

 さらに言うと、動画を含むコンテンツ、番組等の配信の主体がネットになることは間違いない気がするが、他のメディア(地元TV、地元ラジオ、ケーブルTV等)との新たなメディアミックスによる発信も模索中だ。単にネット配信のアクセス数だけでは、影響力を掴み切れない!

 ただし、来年の4月、県庁内のスタジオが稼働する前には、より具体的な事業計画を明らかにする。そう決めている。そこまでには、県庁内の組織態勢整備(人事配置等)も終わっているはずだ。

 この段階まで来たら、「年間、どのくらいの数の番組を放送するのか?」「どんな数値目標を掲げるのか?」等を明確に示せると思う。いや、示さねばならない!

 現段階で掲げることが出来る目標があるとしたら、次の4つだ。

(1)国内の自治体がやっている動画や番組配信の事業に関して、群馬県に先進的な(かつ独自の)モデルを立ち上げる!

 「ネットTV、動画配信といったら群馬県!」と皆に言われるようなベストプラクティスを実践したい。他の自治体が視察に訪れるような存在感を持てたらと思う。

(2)あらゆる意味で、都道府県が運営している動画配信サイトの頂点に立つ!

 

 前述したように、現時点で放送番組の視聴率(動画再生回数等)に関する具体的な目標を示すのは難しい。番組によって再生数は異なるし、週に何本の番組が出来るのかも(現時点では)ハッキリしないからだ。

 そうは言っても、他府県が運営する動画サイトの動画掲載本数や再生回数は1つの基準になる。栃木県、茨城県、青森県、神奈川県、神戸市等の状況を調べてみた。

 例えば、茨城県のいばキラTV。どこかの大手紙の群馬版の記事で、「県庁内のスタジオが使われていない!」などと批判されていたが、実は結構、頑張っている。番組の主なフォーメーションは、タレントによる名物紹介、大食い企画、バーチャルYoutuber「茨ひより」による観光案内など。

 県政情報発信の再生回数は数百回だが、バラエティー系の番組はそれなりに人気がある。茨ひよりの番組は1万回前後、大食い企画は10万回を超えるアクセス数を稼いでいる。

 当初は県庁4階に設けられたスタジオから毎日、2時間程度のライブ配信を行っていた。が、現在はYoutubeチャンネルとして運営されている。

 ご存知でしたか?都道府県が運営する動画サイトの中で、この「いばキラTV」が動画掲載本数、総再生回数、チャンネル登録者数で4年連続(平成27年〜30年)でトップの座を維持していることを!

 少なくとも、「いばキラ越え」は果たさないと、群馬県庁最上階に動画(放送)スタジオを設置する意味がない!(笑)やるからには、全国の都道府県動画サイトの中でトップに立つ!!👊これは、当たり前のゴールでしょう!!٩( 'ω' )و٩( 'ω' )و٩( 'ω' )و

 残りの2つの目標については、次回のブログで。