2019年11月11日

 本日の午前中、来県した江藤拓農水大臣の視察に同行した。伊勢崎の消毒ポイントに到着するなり、防護服を着て作業をしている人たちに近づいた江藤大臣が、こう声をかけた。

 「連日、お疲れ様です。私の地元の宮崎県で牛の口蹄疫が発生した時も、車両の消毒作業を集中的にやりました。皆さんの仕事はとても重要です。大変だと思いますが、ぜひよろしくお願いします!」

 この行動が、いかにも江藤大臣らしいと思った。国会議員としては先輩にあたる自分に対しても、敬意を持って接してくれる。江藤大臣のこういうところ、好きだな!😁同じ政治家として学びたい姿勢だ。

 さて、ここからは前回のブログの続編。昨年の秋頃から、「山本一太知事出馬説」が県内に広がり始めた。特に10月に入ってからは、次の知事選びをめぐる水面下の鬩ぎ合いが激しくなった。

 その頃、県庁の某幹部が県選出の国会議員や自民党の有力県議に、こんな趣旨のことを囁いていた。

 「今、山本一太が知事になったら、県庁は大変な混乱に陥る!」「仮に選挙で勝ったとしても、あのやり方では長続きしない!」

 正式な立候補表明もしていない段階だ。知事候補としての公約(政策案)なんて一切、発信していない。しかも、山本新知事への警戒感を露わにしていた人たちとは、全く付き合いがなかった。

 地元関係者から詳細なやり取りを聞いて、「随分と乱暴な(根拠のない)批判だな!(笑)」と思った。

 以前のブログでもこのエピソードに触れたが、特に怒りは感じなかった。「その1」でも言及したように、これが「役所というものの文化」なのだ。ついでに言うと、ちょっぴり反省もした。「なるほど、山本一太と言うと、そこまで過激に暴走する(?)イメージがあるのか!」と。(笑X2)

 念のために言っておきたい。2人の副知事を含め、今回、政策マネージメントチームのメンバーに抜擢した人たちの中には、大沢前知事と親しかった人もいるし、逆に小寺元知事によりシンパを感じている人もいる。

 山本県政の支えとなるチームを立ち上げるにあたって、「どの知事に近かったか?」などということは考慮していない。能力があることはもちろん、使命感と情熱があって、「山本一太と一緒に働くのは面白い!」と思ってくれる人々を選んだ。

 県庁幹部の人たちは、(よほどの不満があったとしても)知事批判は極力、避ける傾向にある。理由は単純。知事が「人事権」を握っているからだ。彼らにとって何か不条理なことが発生した時、当然、その矛先は中央省庁出身の副知事を含む外部からの採用組に向かう。

 「00省から来た副知事に県職員がイジメられている!」「知事が外部から採用した00氏が勝手なことばかりしている!」

 こうした情報が県庁の幹部たちから、旧知の与党県議、県選出の国会議員等に次々と届けられる。彼らの狙いは、そうした話を何とかして人事権を持つ知事の耳に入れることだ。

 事実、国会議員だった時代には、(県庁幹部との個人的な付き合いがなかったにもかかわらず)この手の噂がよく耳に飛び込んで来ていた。

 何度も言うが、これは「役人(官僚)の文化」だ。加えて言うと、こんなことは、どんな組織でも(日常茶飯事的に)起こっている。過去には県庁の職員に対して「パワハラまがい」の振る舞いを繰り返していた中央省庁出身の副知事もいた。今、その当時の話を聞いても、「常軌を逸している」としか思えない!😤💢

 その意味で言うと、(不正行為の指摘に限らず)「内部告発」は重要だ。万一、知事が任命した人物の行動が「知事にとって最も重要なリソース」である県庁職員のモラルや効率性を引き下げているような状況があるとすれば、早期に是正する必要がある。

 知事職に就いてから3ヶ月半。自分の知る限り(幸運なことに)、こうした動き(=役所特有の現象)はまだ出現していない。県のプロバーで、もともと人望のある津久井副知事はもちろんのこと、宇留賀副知事も県庁職員の間で評判がいい!

 宇佐美ネット戦略アドバイザーも、森原政策アドバイザーも、県のスタッフと本気で付き合ってくれている。2人とも、「県庁の人たち、いいですね!」と言ってくれている。

 あ、大事な電話がかかって来た。その4に続く。

追伸:明日の午後、「わたらせ渓谷鉄道」(トロッコ電車:わたらせ渓谷4号)を視察する。14時40分の神戸発に乗る。大間々まで約50分の旅だ。その後はわたらせ渓谷鉄道本社で意見交換。

 ずっと乗ってみたかった。スゴく楽しみだ!!😝