2019年11月1日:パート2

 21時過ぎ。高崎の自宅でパソコンを起動させた。カレーとサラダの夕食を済ませ、少し食休みをしたら、もうこんな時間!熱い紅茶を飲みながら、本日2本目のブログをしたためている。

 17時から前橋市内の「上毛ホール」で行われた映画「影踏み」の試写会に参加。かなりの力作だった。👍映画の感想は改めて述べる。

 明日は午前7時過ぎに出発。八ッ場ダムと嬬恋村の被災現場に足を運ぶ。昨日、お目にかかったばかりの赤羽国土交通大臣が、台風被害の視察のために来県してくれるとのこと。(感謝)群馬県知事として、お迎えしないわけにはいかない。日程を変更して、国交大臣に同行させてもらう。

 さて、本年5月、館林市の「里沼」が「日本遺産」に選ばれた。日本遺産は、自然や伝統芸能を含む地域の有形・無形の文化財が対象。毎回、地域ごとに認定される。

 今回、評価のポイントとなったのは、地域の歴史、自然、人々の暮らし等の独自の文化が「沼」を中心に育まれて来たというストーリーだ。

 「里沼」を構成するのは、茂林寺沼(祈り)、城沼(守り)、多々良沼(実り)の3つの沼。群馬県の地域振興や観光客誘致への効果も期待されている。

 今般、「里沼」の日本遺産認定を記念し、里沼文化の価値を出来るだけ多くの方々に知っていただくことを目的として、能舞台とオペラの公演を行うこととなった。テーマは「祈り」「守り」「実り」の沼が磨き上げた館林の沼辺文化だ。

 もう少し具体的に言うと、群馬県が主催する日本博「能とオペラの饗宴」を館林文化会館のカルピスホールで、11月15日、16日の2日間にわたり、3回上演する。

 能舞台の出演者は、シテ観世流能楽師の下平克宏さん。オペラには、群馬交響楽団のアンサンブルと共に群馬交響楽団所属の若手オペラ歌手が登場。ゲストとして、館林市出身のオカリナ奏者、宗次郎さん、歌手の米良美一さん、サキソホックス等の出演が決まっている。

 ひとことで言うと、「夢のコラボ企画」だ。特に注目して欲しいのは、米良美一さんのパフォーマンス。米良さんが実りの沼こと多々良沼を背景にもののけ姫の主題歌を熱唱するシーンでは、誰もが「多々良沼こそもののけひめのモデルの湖沼だ」とイメージするに違いない!

 子供たちや家族連れの方々には、サキソフォックスの演奏を楽しんでもらいたい。キツネのサックス四重奏は、館林築地城の尾曳伝説を連想させる。

 ちなみに、3つの公演の通しチケットは7000円。通常なら、文化庁の補助事業である日本博の公演がこの値段で見られることはあり得ない。もちろん、ばら売りも行なっています。チケットを購入したいという方は、館林市文化会館かチケットぴあまでお問い合わせください!

 群馬県知事として、今回の日本博「能とオペラの饗宴」を1人でも多くの方々に見ていただきたい!そして館林の「里沼」の魅力を知っていただきたいと思う。

 群馬県民の皆さん、県外の皆さん、どうか「能とオペラの饗宴」をお見逃しなく!!