2019年10月26日

 先ほど、危機管理監と電話で話をした。台風21号の影響による関東・東北地域の記録的な豪雨に関して、群馬県内での被害は(現時点で)報告されていないようだ。が、千葉県や福島県では大きな被害が発生している。

 今回の大雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると同時に、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げたい。

 健康福祉部長にも連絡を入れた。DMAT(災害派遣医療チーム)の派遣を含め、他県から支援要請があった場合には、出来る限りの対応をしたいと思う。

 さて、ここからはネット戦略の話。これでも、永田町では「トップクラスのネット発信力」を有する政治家の1人に数えられている。過去にメディアでもよく取り上げられた自身のブログ「直滑降」に加え、自らキャスターを務めるネット番組や音楽PV等、他の議員には真似出来ない「独自のツール」を持っているからに違いない。

 山本一太の場合、SNSの主役はツイッターだ。盟友である河野太郎防衛相には引き離されてしまったが、現時点で約20万人のフォロワーがいる。知事になったのだ。せめて倍の40万人くらいまで増やせたらいいなと考えている。

 これに対して、facebookには、ほとんど投稿していない。理由はシンプル。Facebookは、「身内と関係者しか読んでいない」からだ。加えて言うと、(安倍総理ほどの読者数があれば話は別だが)Facebookでの発信は、「選挙の票を増やす」という点で言うと、(直接的には)ほぼ「効果ゼロ」と考えた方がいい!(キッパリ)

 先日、県立女子大学の講義で使った県の意識調査でも、「facebookの利用者は減少し、ツイッターの利用者が増えている」という傾向が示されていた。

 そもそもよほど有名な人物か、その時、世間を騒がしている議員の発信でもない限り、政治家のfacebookの発言など、世間では全く話題にならない。マスコミに取り上げられることも稀だ。

 事実、「一太さんのブログ、毎日、読んでますよ!」とか、「直滑降ストリーム、面白いですよね!」とか言われることはあっても、「facebook、見てます!」と言われたことは、ただの一度もない!(笑)

 え?もちろん、Facebookでの発信を通じて、関係者にメッセージを伝えるとか、情報を共有するとか、身内の結束を固めるとか、そうした効果はあるだろう。そもそも「居心地のいい反応」しか返って来ない空間なのだ。本人にとっても、応援のメッセージは励みになる。

 これに対して、ツイッターの拡散力は強烈だ。選挙においては、実際にその議員(候補者?)の当落を左右するくらいの力がある。何を呟いても、(賛同や応援の反応だけでなく)批判や中傷が遠慮なく飛び込んで来る。炎上すれば、政治活動にも大きな影響を及ぼす。ある意味、諸刃の剣と言ってもいい!

 個々のSNSの特徴や目的を十分に把握した上で、その政治家が、ネットを使って本気で何かに影響を与えたいなら、SNSを選挙のツールとして真剣に活用したいなら、必然的に危険と隣り合わせ(?)のツイッターに踏み込むことになる。時には炎上することも覚悟の上で、ネットの可能性とリスクに向き合わねばならない!

 それでも、facebookの個人のアカウントを開いている。過去には(時々)秘書に発信させていた時期もあった。最近はほどんど何もやっていない。が、あるひとから、「全く動きがないのも良くないのでは?」という指摘を受けた。

 ということで、少し前に立ち上がった群馬県知事のfacebook公式ページに掲載された情報を、時々、自らの(個人の)facebookアカウントでシェアすることに決めた。

 いろいろ書いてみたが、facebookの機能を熟知しているわけではない。この際、もう少し効果のある使い方を研究してみよう。

追伸:facebookのアカウントは、たまにしかチェックしない。その時、たまたま目に入った知り合いのメッセージにコメントしたり、返信したりすることはある。ただし、ダイレクトメッセージだけは、定期的に確認する。ちゃんと返事を書かなければならない相手もいるからだ。

 時々でも意識して読むとすれば、群馬県議会議員の投稿くらいだ、な。知事として「個々の県議の日頃の活動や考え方」には大きな関心がある。なるほど、その意味で言うと、facebookは貴重な情報源だと気がついた。