2019年10月12日:パート3

 20時過ぎ。県庁の知事室にいる。外はかなり風が強くなってきた。

 何かある度に、危機管理監がドアを叩く。さすがに県内各地から台風被害の情報が(少しずつ)集まり始めている。が、現場からの報告は、錯綜している場合も多い。確認が必要だ。

 加えて言うと、(情報が入っていないだけで)すでに被害が発生している地域もあるに違いない。しかも風雨が本当に強くなるのはこれからだ。大雨だけでなく、暴風によるダメージも心配している。

 台風19号の影響が弱まる(?)明朝まで、6階の知事室(又は7階の災害対策本部室)から指揮を執る。どんなことを決めるにも、知事の判断が必要だからだ。

 すでに大勢の県職員が動員されている。職員の皆さん、県民の生命と安全を守るために力を合わせて頑張りましょう!!

 県民の皆さん、私たちが経験したことのない異常事態です。この際、「自分だけは大丈夫!」という思い込みを捨ててください。危ない場所には、絶対に近づかないでください。特に農家の皆さん、田んぼの様子を見にいくようなことは、絶対にやらないでください。

 県民の皆様へのお願いです。TVやラジオ、ネット等を通じて台風に関する情報や状況を十分に確認してください。その上で、命を守るための行動を取ってください。