2019年10月6日

 10月4日の夕方。群馬県内で2頭の野生イノシシの豚コレラ感染が確認された。その直後から、県として「新たにどんな対策を取るべきか?」を考え続けている。

 自民党県議団も要望の取り纏めを始めているようだ。前日夜(3日)の「野生イノシシに豚コレラの疑い」という県の発表を受け、4日の午前中、2人の有力な自民党県議が(秘書室を通じて)「今日、知事と少しでも話が出来ないか?」と言ってきた。日程の合間に知事応接室に飛び込んでもらった。

 現場の豚コレラ対策の現状や養豚農家の窮状を聞き、幾つかの提案も受けた。とても参考になった。(感謝)この2人の意見は大切にしたい。何しろ、県議会の大事な味方(同志)なのだ。

 昨日も今日も、朝から複数の幹部と電話で議論を続けている。昨日の午後、他県の豚コレラ対策について情報収集。群馬県がまだ実施していない他県の豚コレラ対策のメニューをリストアップしてもらった。

 例えば、早期出荷の支援、市町村へのイノシシ捕獲わなの配布、豚コレラ発生自治体への獣医師派遣、ワクチン接種に備えた接種計画の策定…等々。ただし、全国4位の養豚県(飼育豚63万頭:本州では最大)である群馬県は他県と事情が違う。他県で行われている対策が、そのまま群馬に適用出来るとは限らない。

 あらゆる状況を総合的に分析しながら、「何がどこまで可能なのか?」「これ以上、何をやれば飼育豚への豚コレラ発生の可能性をより減らすことが出来るのか?」を関係部局に研究させている。

 明日の午前中、幹部による緊急会議を招集する。この場でより具体的な対策の内容を協議したい。申し訳ないが、埼玉県知事との面会は、キャンセルさせてもらう。(大野知事、ごめんなさい!🙇‍♂️)

 対策を打つとしたら、スピードが命だ。一刻の猶予もない!