2019年8月10日

 過去24年間、(閣僚だった時期も含め)地元の「新盆回り」を休んだことは一度もない!例年なら、各地区の担当秘書たちが5〜6日間の訪問先のリストを作り、今日あたりから連日(かつ朝から晩まで)、群馬県内を飛び回っているはずだ。

 しかしながら、今年は(幾つかの例外を除いて)新盆回りのスケジュールを入れないと決めた。そもそも知事という立場上、時間を作ることも物理的に難しい。明日からお盆明けまで、防災ヘリ墜落事故1周年追悼式、御巣鷹山への慰霊登山、終戦記念日の県戦没者追悼式等の重要な行事が続くからだ。

 県内には約70の後援会がある。後援会のメンバー以外にも、政治家として長年、お世話になっている人々、ずっと支持してくれている方々は大勢いる。その中でも今年、新盆を迎えておられる皆さん、私自身が伺えなくて、本当に申し訳ありません。🙇‍♂️が、ぜひご理解いただきたいと思います。

 今は新知事として「存分に仕事の出来る態勢」を整えることに、集中させてください!少しでも群馬県のためになると思う公務を優先させてください!!

 今年中には、8月中に任命する予定の2人の副知事を含む「新チーム」の骨格が固まります。少し落ち着いたら、地域の行事や会合にも足を運ぶようにしたいと考えています。しばらく時間をください!!

 当選直後から殺到(?)していた表敬訪問の要望も、最初の1週間は出来るだけ受けないようにした。先週あたりから、知事として早急に会っておく必要があると思われる県内企業や団体の代表者(群馬銀行頭取や群馬大学総長、前橋日赤病院長、県立女子大学長等)との面会を入れ始めた。過去のブログでも触れたが、表敬というより政策議論だった。とても意味があったと思う。

 ただし、本当に表敬を受けたいのは、本当に知事室を見てもらいたいのは、苦しい時もずっと自分を支えてくれた地元後援会の人たちなのだ。もっと言うと、当初から旗色を鮮明にして選対に加わってくれた県議や市議等の真の同志たちなのだ。

 が、これを始めるともう、キリがなくなる。何しろ、全県に後援会ネットワークが広がっている。毎日、知事室に呼んでも、呼びきれない。それこそ、知事としての仕事が出来なくなってしまう。(苦笑)

 先ずは新知事としての足場を固めること。その上で、後援会の人たちと「どうやってコミュニケーションの密度を維持するか?」「1人1人の県民とどう繋がれるか?」を考える。知恵と工夫と熱烈な意思があれば、どんな難題も乗り越えていける。世の中って、そういうものだ。

追伸:政治とは(つまるところ)権力闘争。ましてや選挙は勝つか負けるかの真剣勝負だ。山本一太を知事選から引きずり降ろそうとした勢力(今も虎視眈々と新知事を失脚させようと狙っている政敵たち)、選挙で応援してくれなかった(逆に裏で意地悪ばかりしていた)人たち、要領よく振舞いながら実は何もしてくれなかった人々を恨んだりする気持ちはない!

 正直言うと、選挙戦を戦い抜くことに夢中で、そんなことを気にしている余裕すら無かった。(笑)

 ただし、今回の知事選において「どの地域で、誰が、どれだけ自分のことを応援してくれたのか?」は正確に把握している。1%も勘違いしていない。現場で一緒に戦ったスタッフたちも当然、そのことを承知している。

 知事選の投票結果も綿密に分析した。「どんな人たちが、どれだけ自分に投票してくれたのか?」もよく分かっている。

 繰り返すが、山本一太知事誕生の原動力になったのは、各地区の選対の中核となった約70の後援会。すなわち、選挙の主役は、長年、(熱心に)自分を応援して来てくれた支持者の方々だった。

 現職の知事が不出馬表明をする前から一貫して「山本知事待望論」を訴え、昨年12月の出馬表明後の批判の中でも「変わらずに自分の背中を押してくれた」この人たちがいたからこそ、「知事の座」(目的ではなく手段)を掴むことが出来たのだ。

 その大事な人たちが、知事室に来たがっているのだ。呼びたいと思うのも当然でしょう?!😆