2019年7月27日:パート3

 自分がもし参議院議員だったら、今頃は県内中をお礼に飛び回っているはずだ。担当秘書が作ったリストをもとに、選挙直後から各地区の挨拶回りを始めているに違いない。

 が、今回は、知事(正確には知事就任予定者)としての日程を優先させている。代わりに県内の市町村長、ほぼ全員の自民党県議、後援会関係者(選対幹部)等に電話した。電話が繋がらない場合は、携帯メールを送った。

 お世話になった皆さん、普通なら私自身が足を運んでお礼を申し上げなければならないところ、申し訳ありません!が、ここからは知事という肩書き(手段)を使って「群馬県を少しでも良くする」ことに全力をあげたいと思います。どうかご理解ください!!🙇‍♂️

 明日、知事に就任したら書けないことを幾つか書き残しておきたい。

 知事選終了後も、ある手紙のコピーを持ち歩いている。知事選が告示される少し前、ある議員の後援会の幹部が内々の会合で放った言葉を伝えてくれた「心ある内通者」の手紙のコピーだ。そこには、その会合での2人の幹部の「山本一太にこう発言させないとダメだ!」とか、「山本一太は知事になっても、どのみち2年で引き摺り下ろす!」という発言が紹介されている。

 幾つかの理由で「事実である可能性が高い」気もする。が、本当のところは分からない。この匿名の手紙を受け取った山本シンパの経営者は激怒。先日も、「事実に違いない!このことは生涯、忘れない!絶対に許さない!」と唇を震わせていた。

 え?仮にこの手紙に書かれていることが事実だとしても、特に怒りは感じない!(笑)恨みにも思わない。こんなの政治の世界ではよくある話だ。本当であろうとなかろうと、いちいち目くじらを立てるほどのことでもない。じゃあ、なぜ、こんな手紙のコピーを携帯しているのか?それは緊張感を失わないためだ。

 山本一太が歴代最多の県民の支持で知事に選ばれようと、これからどんな成果を上げようと、「そんなことはどうでもいい!」と考えている人たちがいる。彼らは(何があろうと)最後の最後まで足を引っ張ろうとするだろう。恐らく山本知事の誕生で何かの既得権益を脅かされているか、さもなければ「何か後ろめたいこと(?)」(表に出ると困ること?)があるからだ。

 政治は戦いだ。知事として様々な政策を実現していくためには、これからも戦い続けなければならない!何かを変えれば、必ず反発が起こる。面従腹背。周りでは、常に「政敵」が弱点を突こうと狙っている。何かあれば引き摺り下ろそうと画策している。

 真偽の分からないこの手紙の存在は、その当たり前の事実を思い起こさせてくれる。時々、読んでは闘争本能を高めたい!(笑)それにしても、「2年で辞めさせてやる!」とまで本当に言われていたとしたら、黙ってやられるわけにはいかないですよね?!(笑X2)

追伸:いつも言っているように、山本一太は欠点だらけの不完全な人間だ。これまでの人生でやらかした恥ずかしい失敗は数知れない。出来るだけ真っ直ぐ、正直に生きようと努めて来たが、なかなか思うようにいかなくて悩んだことも数知れない。

 過去のブログを読み返してもらえば分かるように、知事選出馬を決めるにあたっては、「自分が知事を目指すのにふさわしい人間かどうか?」をとても悩んだ。実は、これが最後の最も高いハードルだった。

 知事になるからには、自らの欠点や弱点も素直に認め、「素のままの山本一太」を県民の前に曝け出したいと思う。歴代最多得票で自分を知事に選んでくれた県民の方々に、知事の人間性も含めて「群馬県のリーダーとしての仕事」を評価してもらう。そう心に決めている。

 絶対にやってはならないこと。それは、群馬県のトップである知事が、県民の前で「誰もがウソだと分かるようなウソ」をつくことだ。一度でもこんなことをやったら、県民の信頼は2度と得られなくなってしまう!!

 あ、新潟県の花角知事から折り返しの電話がかかって来た。次回のブログに続く。