2019年7月23日

 高崎の自宅でパソコンのブログ更新画面に向き合っている。

 気がつくと22時過ぎ。今日もあっという間に終わった。(ふう)自身の要領の悪さは認めつつも、連日、周りの空間がスゴいスピードで飛び去っていく感覚だ。アインシュタインの相対性理論が頭を過ぎった。(笑)

 それでも、昨晩は6時間睡眠を確保した。このブログを書いたら運動する。

 14時30分。群馬県庁に到着。群馬県知事選の当選証書授与式に出席した。え?当選は確定したが、まだ知事に正式就任したわけではない。知事の任期が始まるのは確か今週の日曜日(28日)からだ。

 授与式の順番を待つ控え室で、同行してくれた4人の選対幹部(県議会の重鎮と前橋の3人の有力経済人)と今回の知事選を振り返った。当選が決まった翌日の朝、街頭でマイクを握ったことが話題になった。「やっぱりスゴい行動力だねえ!一太さんらしいよ!」お世辞でも嬉しかった。

 もっと嬉しかったのは、某経済人の次の言葉。「一太さんが、同じ日に高崎市、太田市、館林市の市役所(市長室)を訪ねたのはいいことだ。当選した翌日に県内の市長のところに足を運んだ知事なんて、群馬では今まで誰もいないと思う!やっぱり今までの知事とは全く違うなあ。」

 歴代の知事との比較という点で言うと、今回の知事選を「群馬県知事選史上最多の得票」(57万6935票〜得票率:75.62%)で勝ち抜けたのは、自分にとって「極めて大きな意味」があった。(ホッ)

 そりゃあ、そうだろう。「ただ当選する」だけなら、そこらへんの知事と変わらない。「群馬県史上、最も多くの民意で選ばれた知事」になれたことは、最高の勲章だ。😆ちなみに、参院選(群馬地方区)の最多得票と最高得票率の記録(58万票、得票率72%)も自分が保持している。

 少なくとも、現時点では、「全国で最も選挙の強い知事」と言わせてもらってもいいのではないか!(笑)

 深夜に知り合いのマスコミ関係者から携帯メールが届いていた。こう書かれていた。

 「もちろん山本一太が選挙に強いのは知ってました。でも、同日選挙を同じ全県1区の選挙区で戦った参院選の候補者(得票数40万票)に18万票近い差をつけるなんて!多くのひとが強烈な印象を受けたと思いますよ!」

 参院選(群馬地方区)についての感想は改めて述べる。勝敗に関しては、(最初から最後まで)全く心配していなかった。自民党公認(公明党推薦)候補者の当選を心から喜びたい!ただし、マスコミで報道された「圧勝」という印象はない。

 逆に、「(無党派層の支持では自民党候補を凌駕した)立憲民主党の野党統一候補が思った以上の健闘を見せた!」と感じた。選挙をよく知っているひとは、恐らく皆、同じ見方だろう。なぜ、そう思うのかは、(近いうちに)もう少し詳しく解説する。

 さて、明日も午前中の新幹線で上京する。昼12時45分から総理官邸で安倍首相に会う。15分くらいは時間を取ってもらえそうだ。本来なら、昨日中に(当選の翌日に)吹っ飛んでいくつもりだったが、こちらのミスでうまく日程調整が出来なかった。(反省)

 16時50分からは二階幹事長とも約束が取れた。党本部の幹事長室を訪ねる予定だ。

 目的は明確。候補者として推薦いただいたことの感謝と当選の報告をするためだ。お願いしたいこともある。

 知事選に当選した3日後に総理と自民党幹事長に面会する。これも「普通の知事」には無理だと思う。国会議員としての24年間のキャリアがあるからこそ「会ってもらえる」のだ。

追伸:
1.今回の知事選の投票率は48.51%。過去最低を記録した4年前の選挙の投票率(31.36%)と比べて、17.15ポイントも上昇した。

 6月下旬。群馬県知事選と参院選が同日選挙になることが決まった。ダブル選挙が始まる前は、大勢のひとがこう分析していた。

 「知事選は共産党候補者との一騎打ち。最初から勝敗が決まっている。対して、参院選は自民党公認候補と野党統一候補との実質的な一騎打ちだ。どう考えても知事選は盛り上がらない。参院選のほうが関心が高いに決まっている!」

 「前回の投票率(31%)を考えると、知事選単独だったら、今回もかなり投票率は低くなっていたはずだ。でも前回(3年前)の選挙で投票率が5割(50.51%)の参院選と同日選挙になったのは幸運。参院選に引っ張られる形のダブル選挙効果で、知事選の投票率も前回を上回る可能性が高い!」と。

 ところが、実際に遊説カーで街に飛び出してみると、この通説とは異なる景色が県内に広がっていた。どの地域でも大勢のひとが手を振ってくれた。店先からも、庭先からも、家の中からも、田んぼや畑からも、行き交う車の中からも。遊説の手応えは、過去4回のどの全県選挙より良かったのだ。

 その中で、「『参院選に比べて知事選が盛り上がっていない』というのは違うのではないか?そうじゃないと、この現象は説明出来ない!」と感じた。3千を超えるサンプルに基づく独自の世論調査で「知事選への関心度が参院選よりやや高い」ことが判明。さらに自説への確信を深めた。

 山本一太の皮膚感覚は正しかった。フタを開けてみたら、知事選の投票率が参院選の投票率を0.33ポイントほど上回っていた。実はこのことが一番、嬉しかった。県民の中に「新しい知事への待望論があった」ことが証明されたからだ。😋

 知事選の投票率アップには、ダブル選挙が大きく貢献した。そのことは間違いない。が、投票率の上昇を引っ張ったのは「参院選」ではない。盛り上がりを欠いたはずの「知事選」だった。👍