2019年6月11日

 6月9日の「選対事務所開き&第1回選対全体会議」には、県内35人の市町村長のうち、8割にあたる28名の方々が駆けつけてくれた。この日は欠席だった清水太田市長は、知る人ぞ知る山本一太・太田後援会長。すでに山本支持を明確にしてくれている富岡高崎市長からは、後援会の集会に声をかけていただいている。

 すなわち、県内のほぼ全員の市町村長が、(何らかの形で)知事選での応援を表明してくれたことになる。とても有り難いし、心強い!(感謝)

 ただし、全く油断はしていない。市町村長が応援してくれたから「(自動的に)当選出来る」というわけではないからだ。今回の知事選対の最大の強みは「上滑りがない」ということだ。

 選挙戦の中核は、県内約70の後援会を主体とした選対(応援団)の人たちに担ってもらう。何しろ、総理から自民党の推薦状を手渡されたのは昨日。告示1ヶ月前の推薦決定までは、県連も職域団体も知事選には一切、関与出来ない状況だった。

 事務所開きには、全県から500名が出席。そうそうたる顔ぶれだった。候補予定者の決意表明では、最後に(ちゃんと)参院選にも言及した。

 この日は、本部選対の事務局から発表する時間のなかった幾つかの全体方針を掲載しておきたい。次の点に関しては、地区選対の幹部の方々も候補予定者である自分と同じ認識だと思う。

(1)今回の知事選対は、地区選対(約70の支部)の集合体だ。1つ1つの地区選対は、県内69の山本一太後援会を中核として立ち上げてもらった。各地域の選対幹部の方々は、当該地域で信望や影響力のあるひとばかり。それぞれ独立心の強い選対であることに加え、地域によって、選挙事情や特徴が異なる。

 上記のことを考え合わせると、本部選対から地区選対に細かい指示を出すというよりは、各選対の考え方に基づき、「地域に合わせた選挙運動」を展開してもらうのがベストだと考えられる。同時期に行われる参院選との連携等も含め、選挙の具体的な戦略は、個々の選対の判断にお任せする。

(2)山本一太陣営は昨年、県内6ヶ所で開催した政経セミナー&音楽ライブで、すでに6千人を集めている。各地のイベントを成功させるため、県内69の後援会がフル稼働した。今回の知事選では、各地区で大きな集会(いわゆるハコモノ)を繰り返すよりも、本人の遊説&街頭でこまめに地域を回る戦略のほうが効果的だと思われる。

 各地の選対の方々には、遊説のコースに沿って細かく人を集めてもらう。ただし、大きな集会を開くほうがいいと個々の選対が判断した場合は、やり方も含め判断を委ねる。

 ただし、選挙期間中は猛暑が予想される。今夏も熱中症で大勢の人々(特に高齢者)が救急搬送される可能性が指摘されている。その点には、十分、ご注意をお願いしたい。日除けのない道端に長時間、集まってもらうような状況は、極力、避ける。例えば公民館を借りるとか、支持者の方の家に集まっていただく等の対策が必要。

 陣営のほうでも、例えば1ヶ所の集会の時間を短縮するとか、会場に水を常備するとか、参加者に日傘(?)を渡すとか、看護師の方に同行してもらう等の方策を検討中。

(3)知事選と参院選は同じ全県選挙ではあるが、状況が異なる部分もある。当然、戦術も違う。さらに言うと、同時期と言っても、日程が1週間ずれる(=投票日が違う)か、数日しか重ならないケースもあり得る。「2つの選対」がお互いに相乗効果を発揮出来るような連携の方法は、各地区の選対で独自に練ってもらう。

(4)今のままの構図で知事選に突入した場合、投票率の低下が懸念される。知事選が単独の選挙になることを前提に、「1人でも多くの有権者に投票してもらう」ための働きかけを、各選対に願いしたい。特に、投票率の向上に関しては、市町村長の皆さんのお力をお借りしたい!

(5)候補予定者の強みは他の人にはない発想力。どこかで山本一太ならではの選挙パフォーマンスを実施する場合は、その地区の選対の皆さんとよく相談して企画を立ててもらう。

 加えて言うと、先の県議選では選挙違反絡みの残念な問題が起こった。万一公選法違反で逮捕者が出るような事態になれば、あらゆる努力が水泡に帰してしまう。各選対幹部の皆さんには、ルールを守った透明な選挙運動を心がけていただく。

 あ、お湯が沸いた。もう一杯、紅茶を飲む。