2019年5月12日:パート2

 20時過ぎ。本日2本目のブログを書く。

 詳しいことは書かない。が、発足して5日目の新しい自民党県連執行部(特に星名幹事長を含む県議団執行部の人たち)は、山本一太知事選候補予定者の推薦問題を何とか早く前に進めようと腐心してくれている。そのことが良く分かった。(感謝)

 こちらも県連の理解を得られるよう、譲るべきところは譲る。お互いに軟着陸の努力をする。県連から党本部に推薦依頼をしてもらうのが、(誰にとっても)最も望ましいシナリオなのだ。

 もうブログに、「なぜこんなに時間がかかっているのか?」みたいな不満は綴らない。新しい執行部とよく話し合いながら合意を図っていく。それが最短の道だ。

 さて、県内のある集会で、こんな話をした。

 「私の直感ですが、官邸(総理)はどうするか迷っている気がします。この夏、衆参同日選挙が行われる可能性は十分、あると思っています。そうなると、群馬は衆院選、参院選、知事選のトリプル選挙になるかもしれません!衆院選、参院選で皆さんのご支援をいただきたいのはもちろんですが、ぜひ知事選のことも忘れないでください!」 聴衆から笑いと拍手が起きた。

 過去のブログでも何度か指摘したが、衆参同日選は参院選の自民党公認候補にとっては、ある種の「神風」だ。衆院選の候補者の運動に相乗りすることが可能になることに加え、参院選で戦う野党統一候補の陣営を分断出来る!現有議席の減少は恐らく避けられない参院地方区でのロスを最小限に抑えるためには、最も効果的な戦略と言っていい!

 そもそも参院は逆風に弱い。以前にも書いた憶えがあるが、(永田町の選挙研究家の目から見て)今の参院自民党で「いかなる逆風も突破出来る」(=本当に選挙が強い)現職は3人しかいない!群馬の山本一太、山口の林芳正氏、和歌山の世耕弘成氏だけだ。

 参院選まであと2ヶ月。そろそろ党本部が全国的な世論調査をかけるタイミングだと思う。激戦区では、もう何度か実施しているかもしれない。地元の選挙区を歩いた現場感覚で言うと、『(全国的に)思ったより厳しい数字」が出る気がする。特に東北地方を含む幾つかの県で苦戦を強いられるのは必至だ。

 衆参ダブル選挙が、参院選(特に地方区)での議席の目減りを少なくする有効な戦術であることは疑う余地がない。ただし、衆院の小選挙区では(今度こそ)20〜30議席を減らす覚悟が必要だ。特に大阪地域ではかなりの苦戦を強いられる公算が大きい。

 さて、ここらへんのバランスを官邸(総理)は、どう判断するだろうか?!

追伸:選挙と言えば、総理と自民党幹部の方々に、1つだけ申し上げておきたいことがある。それは「参院選挙は1日でも早くやったほうがいい!」ということだ。現実的な選択肢は、「7月4日告示、21日投票」か、「7月11日告示、28日投票」のどちらかだろう。

 第1次安倍内閣での参院選で、自民党は手痛い敗北を喫した。総理官邸の強い意向で、「国会で審議されていた公務員制度改革法案を成立させるため、参院選挙の日程を1週間後ろにずらした」ことが命取りになった。最後の1週間に次々とスキャンダルが発生し、自民党への逆風が一気に強まったからだ。選挙を戦う候補者にとっては最悪の状況だった。(ため息)

 同じ失敗だけは、絶対に繰り返さないでください!!ぜひ「7月4日告示、21日投票」でお願いします!!