2019年5月9日

 朝の新幹線で東京に向かっている。

 本日の地元紙(上毛新聞)の一面に、こんなタイトルの記事が掲載されている。

 <「山本氏推薦 近く判断」~自民県連「遅れ」指摘に反論>

 記事の内容に文句をつけるつもりはない。この記事を書いたジャーナリストの感性だ。あらゆる記者の基本だとは思うが、ちゃんと本人(自分)にも取材した上で書かれている。

 山本一太のコメントは、こんなふうに紹介されていた。

 「山本氏は8日、上毛新聞の取材に、『もっと早く出してもらえると思っていたが、『スピード感を持って進める』という幹事長の言葉を信頼し、結論を待ちたい』と話した。」

 発言の内容は正確だが、実際は上記の台詞の前に、次のような枕詞も付けていた。「星名幹事長は信頼出来るひとだと思っている。新しい県議団幹部も立派な人たちばかりだ。もっと早く出してもらえると思っていたが…(後略)」

 ちなみに、(過去のブログでも触れたように)県議選があって大変だったことはよく分かっている。星名幹事長が、限られた日程の中で、「推薦問題を何とか前向きに進める努力をしたい!」と考えてくれていることも十分に伝わって来る。

 

 加えて言うと、発足したばかりの新執行部の対応が遅いなどとは一度も言っていない。これまでの全体の流れを踏まえて、「なぜここまで引き延ばすのか?」と疑問を呈しているのだ。
 

 何れにせよ、こちら側からどう見えているかは、ちゃんと示しておきたかった。

 

「何も言わず、じっとしていればその方向(推薦決定)になっていく。いちいち波風を立てる必要はない!」とアドバイスしてくれるひともいる。が、こちらの立場になって、考えて見て欲しい。まだ県連執行部の誰からも、「山本一太を推薦する方向で纏めたい!」とか、「推薦を認める可能性が高い」とか、そういう言葉はひとことも発せられていないのだ。

 これは真剣勝負だ。自分は「群馬県民のために」知事になろうと決意した。その志を果たすためには、7月の選挙に何としても勝たねばならない!やるべきことを全てやるのは当然だ。「他力本願」では道は切り拓けない!その点は、新執行部の方々にも理解してもらいたい。

追伸:同じ記事の中に、不満をあらわにする(?)某県議の次のような発言が引用されていた。

 「ベテラン県議は『他に適任者がいればという思いは今もあるが、現実的に時間がない』と口にする。」

 このベテラン県議が誰なのか、(前段の「推薦依頼を地元支部に出さなかった不満」みたいな文脈を読み解かなくても)関係者なら誰でも一瞬で分かる!(笑)すなわち、名前を名乗って(内外に)「山本一太は気に食わない!後継候補の擁立を中心になって模索していたのは自分だ!」と宣言しているようなものだ。(笑X2)

 そこには、(マスコミを通じて)「最終的には推薦を出さざる得なくなったとしても、県連の一部に最後まで異論があったことを周りに印象づけたい!」という思いが滲んでいる気がする。

 それにしても、県連幹事長が「他の候補者を擁立するつもりはない!」と明言しているこの段階で、わざわざ「他のひとが望ましいが、時間がないのでやむを得ない!」なんて記者を通じて発信するだろうか?!(苦笑)地元の秘書たちも驚いている。「普通、ここまで言いますかねえ?よほどの事情でもあるんでしょうか?!」と。

 政治は所詮、権力闘争だ。それは国政でも県政でも変わらない。このベテラン県議の発言も冷静に受け止めた。特に感情的になっているわけでもないが(笑)、1人の政治家として「この言葉」を深く胸に刻み込んだ。これから先、何があっても忘れないように、この「直滑降ブログ」に永久保存しておく。

 この際、チーム山本の面々、大切な後援会の方々、そして山本知事実現のために奔走していただいている全ての人たちと「認識」を共有しておきたい。皆さん、この「ベテラン県議」の口から出た言葉、絶対に忘れないでください!!

 あ、間もなく東京のアナウンス。