2019年5月2日

 6年前の参議院選挙において、山本一太が県都前橋(前橋市内)で獲得した票は9万票ちょっと。得票率は69%だった。票数は投票率に左右される。それを考えるとなかなか難しいとは思うが、今回の知事選では、少しでもこの票を上回りたい。少なくとも得票率は伸ばしたい。市部では、前橋だけが得票率7割に届かなかったからだ。

 前橋選対の方々とよく相談して、高い目標を掲げようと思う。前橋、高崎、伊勢崎、太田の4つの大票田で結果を出せなければ、厳しい知事選を勝ち抜くことは出来ない!

 さて、米国の超人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終シーズン(シーズン8)の放送が(全世界同時公開で)始まっている。6つのエピソードのうち、これまでに放送された最初の3つのストーリーを(まとめて)見た。

 さすがはエンタメの頂点ともいえる「ダークファンタジー」の傑作!今回も、映像のスケールとドラマの展開力に圧倒された。(ふう)何しろ6つのエピソードの各話に20億円以上の制作費(総制作費は120億円以上)がかかっていると言われている。映画を続けて6本、作っているようなものだ。😓

 対して、日本のTVドラマの1本あたりの制作費の平均は約3千万円。あのNHKの大河ドラマでも(1話につき)約6千万円だ。これじゃあ、かなうわけ、ないよなあ!(ため息)

 メディアの世界にも急激な変化が起こりつつある。ここでも日本は「ガラパゴス状態」だ。今の若者たちは、(新聞離れどころか)テレビもあまり見ない。彼らはネットでニュースをチェックし、TV番組の代わりに、ストリーミング動画を配信するNetflixを楽しんでいるのだ。

 群馬県の情報発信戦略は、世界の動きを十分に踏まえた上で策定する必要があると感じている。

 それはそうと、先ほど、知事選の政策発表記者会見のYoutube動画をチェックしてみた。主な反省点が2つ。1つ目は、しゃべりながら腰(ベルト)に手をあてる仕草が、「ポケットに手を突っ込んでいる」かのように見えていること。2つ目は、先を急ぐあまり(特に後半から)説明が早口になり、政策の内容を十分、伝え切れていないこと。主な項目だけ選んで、もっと丁寧に解説すべきだった。🙇‍♂️(ガクッ)

 ところで、政治の世界で「何となくこうなっている現象」は存在しない。例えば、山本一太の推薦問題に関する県連内の協議が引き延ばされているのは、「結論は5月中旬以降(?)で構わない!」みたいな日程感を主導している人物がいるということだ。山本一太とその仲間たち(笑)は、皆、そう考えている。

 自分のことを一貫して批判し続けている人たちにも、それなりの立場と理由があるに違いない。そのことは良く分かっている。が、そうした人々には、逆に(一度でも)相手の立場に立って物事を考えてみて欲しいと思う。

 こちらから見れば、現職知事が不出馬を表明してから3ヶ月間、県連に正式に党本部への推薦依頼を提出してから1ヶ月間、この問題が実質的に放置(?)されていることに違和感を覚えるのは当然だ。だって、そうでしょう?(笑)知事選の告示まであと2ヶ月しかないのだ。

 ここまで時間がかかっている理由は、次の4つ(そのうちのどれか?)しか考えられない。この際、山本一太サイドの見方を書いておく。自分を応援してくれている人たちには、「邪魔をする人々(?)」の意図がこんなふうに映っている。

(1)とにかく山本一太が気に食わない。党本部への推薦の申請を断る理由も、知事選出馬を阻む対抗策も見つからないが、少しでも手続きを引き延ばして嫌がらせをしてやりたい。たとえ最終的には認めるとしても、最後まで「県連の一部に異論があった」と内外に印象付けたい。

(2)自民党推薦が決まると物事が一気に動き出し、趨勢が決まってしまう。出来るだけ時間を稼ぎ、その間に「相手に何か悪いことが起こる」のを待つ。うまくいけばネガキャンを仕掛けるチャンスだってあるかもしれない。出馬断念に追い込めなかったとしても、こちらの条件を呑ませる交渉は有利になる。

(3)上記とも関係するが、自民党の推薦が決まる前に、出来るだけ自分たちに(「県民のため」ではない)都合のいい条件を呑ませておきたい。逆に言うと、(仮に知事になったとしても)「自分たちに都合の悪いことはやらない」と可能な限り約束させたい。そのための時間を確保する必要がある。

(4)大型連休後、自民党本部が知事選と参院選の世論調査を行う可能性が高い。どうせなら、その数字を見た上で対応を考えたらいい!もし知事選が予想以上の苦戦なら、そのことも(言うことを聞かせるための?)交渉材料(バーゲニングチップ)になる。

 断っておくが、山本一太は被害妄想の強いタイプではない。(笑)自分にも、山本シンパの盟友たちにも、ひと握りの人たち(?)の思惑が、こんなふうに見えていると言っておきたいのだ。

 ちなみに、参謀たち(?)との作戦会議では、生々しい実名が飛び交っている。地域の事情を細かく分析し、いざという時の具体的な対抗策も相談している。そのことは記しておきたい。

 知事選における自民党推薦問題が決着していないことは、2ヶ月後の知事選と参院選、さらには今後の県政全体にもマイナスの影響を及ぼす可能性が高い。次回のブログでは、その点を解説する。