2019年4月16日

 14時過ぎ。参院議員会館の事務所でパソコンを起動させた。

 午前中は約2時間の外交防衛委員会。河野太郎外相の答弁にしっかり耳を傾けた。7月になると、国会審議から(永久に?)解放される。閣僚として答弁に立ったことも、逆に質問者として大臣を厳しく質したこともあった。それはそれで貴重な経験だった。

 ちょっと寂しいが、「新しい次元」に進めるのは嬉しい!ワクワクする。そのために、先ずは選挙に勝つことだ。大型連休も休まずに突っ走る!!

 夜(19時30分〜)は、「直滑降ストリーム」の生放送。今週は水曜日ではなく火曜日。番組終了まであと2回。よくここまで続いたと思う。番組のキャスター兼プロデューサーとして、(最後の最後まで)全力を尽くす!!

 さて、ここからは県議選の感想の続編。山本一太の生まれ故郷である吾妻郡では、2人の自民党現職に無所属の新人候補が挑むという構図だった。結果、新人の入内島道隆候補(元中之条町長)が、2人の現職を抑えて圧勝した。重鎮の南波和憲県議が議席を守ったのは良かったが、同じ草津町出身の盟友、萩原わたる県議が落選!今回の県議選で最大のショックだった。

 萩原わたる氏の政策の知識、説明能力は抜群だ。人柄もいいし、バランス感覚もある。今回、萩原氏が4期目の当選を果たしていれば、次の県連幹事長の最有力候補だった。同期はもちろん、若手やベテランの間でも、「やっぱり萩原さんだろう!」という声が強かった。自分も「清廉だし、倫理感も使命感もある。県連幹事長として、このひと以上の適材はいない!」と考えていた。

 本人も「必ず幹事長選挙に出る!」と明言していた。今後の県議選で再選されていれば、5月には間違いなく新幹事長に選ばれていたはずだ。その意味で、今回、萩原県議を失ったことは、(吾妻郡のみならず)県連全体にとって大きな損失だと思う。(ため息)

 選挙は最初から苦戦が予想されていた。だから吹雪の中で萩原候補の遊説に同行した。マイクを握って必死に支持を訴えた。実を言うと、最初は先行する2人の候補者に大きく引き離されていた。が、最後の追い込みは凄まじかった。あと1週間あれば、結果は変わっていたかもしれない。

 萩原陣営の皆さん、本当にお疲れ様でした!!

 それでも、萩原わたる氏には、吾妻地区の知事選対の中核に入ってもらうようお願いした。万一、「山本知事」が実現したら、いろいろな形で知恵も借りたいと思っている。これだけ構想力のあるひとは、なかなかいないもの!

 無所属で出馬した入内島道隆候補がトップ当選する兆しはあった。彼には、町長時代からある種のオーラがあった。県議選の最中に、何度か世論調査の(修正された?)数字が聞こえて来たが、実情は違うと感じていた。そりゃあ、そうだ。自分にとっては、生まれ育った地元中の地元のなのだ。状況はかなり正確に掴んでいた。

 それでも、現職2名との得票差には驚いた。何しろ、入内島氏が正式に出馬表明したのは、今年の1月に入ってからなのだ。元町長とはいえ、8年の政治的ブランクがあった。この短い準備期間で2人の現職を寄せつけない得票を集めた。やはり「このひとは何かを持っている」としか言いようがない!

 政治的な立場はいろいろある。が、ひとつ否定出来ない事実がある。それは、生まれ故郷の吾妻の人たちが、入内島道隆氏のようなタイプの政治家(新しい感覚を持つ議員)を強く望んだということだ。地元の方々の「民意」は重く受け止めるべきだと思う。

追伸:入内島氏が立候補するのではないかという憶測が流れ始めた直後から、「彼は山本派だ。山本一太が擁立したに違いない!」などと、執拗に吹聴する人々がいた。

 大袈裟に反論するようなことはしなかったが、極めて不愉快だった。😤根も葉もないウソだからだ。入内島氏は自ら決断して、県議選に出馬した。そもそも、誰かに言われて行動するような性格ではない。(笑)「山本一太に頼まれて手を挙げた」などと思われたら、彼自身も心外だろう。

 考えてみて欲しい。入内島氏が立候補すれば、盟友の萩原わたる氏が厳しい状況に追い込まれることが分かっていたのだ。こちらから、「吾妻郡区で立候補して欲しい!」などと働きかけるわけがないではないか!

 

 もちろん、入内島陣営の応援には、ただの一度も入らなかった。自民党現職2名が出馬しているのだ。行けるわけがない。吾妻郡の山本一太後援会に入内島候補の支援をお願いすることもなかった。これも当然だ。

 

 ただし、「入内島氏と個人的に親しいのか?」と聞かれれば、「(少なくとも)こちらはずっと好意を抱いていますよ!」と答える。そりゃあ、当然だろう。若手参院議員だった20年前、地元の山本一太後援会の青年部長として応援してくれた。現在も、数年前に発足した新たな中之条町後援会の副会長をお願いしている。

 政治的なスタンスと人間関係は別だ。山本一太は、世の中の情勢を見て(相手の旗色で)コロコロ態度を変えたりしない。入内島道隆氏との個人的な友情は(今までも、これからも)変わらない。後援会の青年部で支援してくれていた頃も、中之条町長だった時代も、町長を辞めた後も、そして今回、県議に当選した後も、ずっと大切な友人だと思っている。

 吾妻郡は4年後は1人区になる可能性が高い。入内島県議の牙城を揺るがす候補者を見つけるのは難しい。魂は保守政治家だ。直ぐには無理かもしれないが、どこかの時点で自民党県議団にぜひ、加わって欲しいと考えている。山本県政が実現した時、そのほうが一緒に働きやすいからだ。え?あくまで山本一太の個人的見解(願望)です。