2019年2月6日

 

 23時過ぎ。ウェブ番組「直滑降ストリーム」終了後の懇談会を終え、少し前に帰宅した。NHKのニュースを見ながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 本日午前10時から大沢知事が記者会見を開き、7月の知事選への不出馬を表明した。先ほど、会見の全文メモを読んだ。知事の率直な気持ちが伝わってくる内容だった。

 早速、上毛新聞と群馬テレビから感想を求められた。次のように答えた。

 「政治家の出処進退は自分で決める以外にはない。それについて、周りがとやかく言うべきではないと思う。ましてや、3期12年間、群馬県のために頑張って仕事をして来られた現職知事のご判断だ。軽々なコメントは控えたい。自分自身は、夏の知事選に向けて全力で頑張る!」

 本日の地元紙(上毛新聞)の1面によると、「県連内に大沢氏の後継候補を模索する動きがある」とのこと。県連内ということは、(普通で考えれば)国会議員か県議会議員ということになる。

 「保守系候補者一本化を期待している」という会見での知事の発言の後も、記者の取材に対して、「誰か違う候補者を見つけたい!」と答えている人物がいるということだ。

 どこらへんが発信源なのかは、よく分かっている。記者が誰に話を聞いているのかも知っている。が、詳しいことは書かない。

 ただし、県民に誤った印象を持たれないよう、これだけは言っておく。「大沢知事が出ないなら、後継の候補を探す」などと息巻いて(?)いるのは、県連内でも「ごくひと握りの人たち」だ。

 自分が知る限り、国会議員団の中に、「大沢知事が降りたとしても、俺たちに相談なく出馬表明した山本一太を潰すために、後継候補を擁立すべきだ!」などと口にしている人は見当たらない。常にアンテナを張っているが、(現時点で)国会議員の間にそんな動きはない!

 県議団はどうだろうか?名簿を見ながら、改めて考えてみた。今年に入ってからも、若手、中堅、ベテランを含め、実はかなり多くの県議と会ったり、電話で話をしたりしている。過去のブログでも触れたが、もともと自民党県議団には「好きなひと」が大勢、いるのだ。

 あえて直接、話は聞いていないものの、地域担当秘書を通じて、知事選へのスタンスを把握しているひとたちもいる。ちゃんと戦略を立て、秘書たちと手分けをしながら、個々の県議にアプローチしてきたのだ。加えて、親しい県議(真の同志)や地元秘書、各地域の後援会関係者とも頻繁に情報交換をしている。

 改めて分析してみたが、県連内で「大沢知事の後継が擁立される可能性がある」みたいな情報を流布しているのは、数名ではないか?秘書たちの感覚も同じだ。
 
 政治家だもの。個々の責任で、何を発言するのも自由だ。が、「直滑降」が心情の山本一太としては、こう思ってしまう。

 「こんなことをコソコソ新聞記者に囁いている暇があったら、自分で手を上げて立候補すればいいではないか!」と。(笑)「後継候補を出したいのなら、ぜひそうしてもらいたい!政策論争は望むところだ!!」とも。

 ここまで記者に情報を流しているのだ。まさかハッタリのはずがない。ある程度の目処がついているに違いない。そうだとすれば、早くそのひとを擁立し、前面に立って応援すべきだ。有権者(県民)にとっても、それが一番、分かりやすい!

 新たな候補者が出現した時は、正々堂々と全力で戦い、決着をつけさせてもらう!!

追伸:山本一太は退路を絶って、知事選出馬を決断した。「それが群馬県と県民のためになる!」「知事として自分にしか出来ないことがある!」と確信したからだ。まだ公表はしていないが、独自の構想や政策もある。

 対して、ひと握りの人たちが主導して立てる候補者は、どんな大義名分で出て来るのだろうか?!「山本一太は知事にふさわしくない」という理由として、何を訴えるのだろうか?!どんな政策を掲げるのだろうか?!どんな人物なのか、ぜひ見てみたい!!

 そのひとと群馬の可能性や課題を県民の前で存分に議論出来るなら、それはそれで大きな意味があると思う。

 あ、お湯が沸いた。熱い紅茶を一杯飲んでから、運動する。その後、寝不足になっても続編を書く。今日中に、どうしても書いておかねばならないことがある。