2018年12月29日:パート3

 誤解のないように言っておくが、現職の大沢知事に対して(むこうがどう思っているかどうかは分からないが)「悪い感情」は持っていない。事実、過去11年、大沢知事の悪口や批判を口にした記憶はない。過去3回の知事選では、県選出の国会議員として「応援のマイク」も握っている。

 そうじゃなかったら、(知事選出馬など考えてもいなかった時期に)「群馬を盛り上げる」ための幾つかのプロジェクトを知事室に持ち込んだりしない。(笑)残念ながら、どれも実現しなかった。知事と自分の感覚が違っていたから。それだけのことだ。

 山本一太が知事選出馬を表明した直後、地元紙等に、「私にひとことくらい話があっても良かったのではないか!」という大沢知事のコメントが掲載された。いずれも、「知事、不快感を表明」みたいな表現だった。

 そんな経緯もあり、12月8日、県連幹事長の狩野ひろし県議と最初の話し合いをした際、「知事に直接会って、(遅ればせながら)出馬の意思を伝えたい。不快な思いをされたのなら、お詫びもしたい。面会を仲介してもらえないか」とお願いした。

 その後、12月15日になって、知事から(狩野幹事長を通して)「2月までは会えない」という返事が届いた。12月17日の新聞各紙には、大沢知事の「今、会っても意味がない!」という趣旨の見解が載った。知事がそう思われているなら、それはそれで仕方がない。知事のこの発言に対して、何の不満も不快感もない。

 これも勘違いのないように、ブログに真意を残しておく。そもそも自分が知事に会いに行こうと思った理由は次の2つだ。

 第1に、10歳以上も年上で、政治キャリアも長い地元の知事が「山本一太の行動は不快だ」と公に発言されたのだ。それはそれで、申し訳ないと感じた。お目にかかって、先輩政治家にひとこと、謝りたいと思った。

 第2に、周りのひとたちから、「とにかく知事と直接会って話をするべきだ。保守分裂選挙(?)を回避するためにも、ぜひそうしてもらいたい!」と強く促されたこと。「当事者の1人として、候補者調整の努力は最後までやる」と約束した。ここは、関係者のアドバイスに従うべきだと考えた。

 自分自身に「配慮に欠ける点」があったとしたら、素直に謝りたい。が、「知事選に出ると表明する前に、現職知事に仁義を切らないのは無礼だ!」という批判には、どうしても違和感を覚えてしまう。根本的な「認識の違い」があるのではないかと思ってしまう。(苦笑)

 そう感じる理由は、次回のブログ(続編②)で。