2018年12月24日:パート2

 夜。夕食の前に本日2本目のブログを書く。

 先ずはシンプルな事実から。自民党本部は、出馬すれば4期目となる現職の大沢知事を推薦しない。3期以上を「多選」と捉えているからだ。そのルールの例外として、「地元の都道府県連による推薦は認めている」ということだ。

 すなわち、来夏の知事選で党本部推薦の資格があるのは、山本一太だけだ。

 もちろん、選挙はやってみなければ分からない。その意味では、1%の油断もしていない。が、(自分で言うのも何だが)山本一太はけっして選挙が弱いタイプではない。それは過去の得票の実績や世論調査の数字を見れば明らかだと思う。

 次の知事選で「何があろうと山本一太知事を阻み、大沢知事を4選させたい!」と考えている県議団執行部(?)の方々にも、知事選に関する党本部の最新の情勢分析と世論調査のデータは伝わっているはずだ。

 ふと思った。県議団執行部(?)から出馬要請を受けている大沢知事は、(現在の情勢に関して)どこまで「正確な情報」を伝えられているのだろうか、と。どんな理論や分析に基づいて、「こうすれば勝てる!」と説得されているのだろうか、と。

 党本部の厳しい情勢分析も世論調査の数字も把握している県議団執行部(?)の方々は、それでも大沢知事を強引に選挙に引っ張り出そうとしている。場合によっては、3期12年、県の発展に尽くして来た現職知事を(あらゆる意味で)大きく傷つけるかもしれないのに!最近、こんなふうに感じることがある。「大沢知事ご本人は、実は3期で引退するつもりだったのではないだろうか?」と。

 え?負ければダメージを受けるリスクは、こちらも同じではないかって?!山本一太は、最初からあらゆる事態を覚悟して戦いに飛び込んでいる。いつものとおり、失うものはない!ここが「ボヘミアン政治家」の強みだ。(笑)もともと「選挙で堂々と決着をつけるのが最も分かりやすい」と(一貫して)考えている。

 それだけに、大沢知事の背中を押している方々は、それこそ命懸けで選挙をやるつもりだろう。周りが何と言おうと、後援会の意見がどうであろうと、自分の選挙より一生懸命、やるはずだ。きっと「いろいろな秘策」も用意しているに違いない。

 彼らの立場に立って物を考えてみよう。中には練達の政治家もいる。たとえば、「2人とも無所属で選挙に臨む」とか、「党本部推薦と県連推薦で捻れる」とか、現職知事と自分が「同じ条件の中で競い合う」のは、旗色が悪いと判断しているはずだ。

 そうだとすれば、(誰が考えても)狙いは明確だ。県連会長を一刻も早く変え、大沢知事の出馬表明を早めて県連推薦を決める。その後は、党本部が推薦の有資格者である山本一太を「絶対推薦しないよう」に全力で働きかける。これしかないでしょう?!(笑)

 20年以上、一度もぶれることなく自民党の国会議員として頑張って来た山本一太を「党推薦のない候補者」にすると同時に、自分たちの応援する大沢知事にだけ「自民党のシール」をペタペタと貼る。

 その上で、「この家紋が見えないか!」と叫びながら、業界団体、自民党支部、県連所属の国会議員や県議の行動を縛るつもりだろう。これこそ、一般の国民(県民)に嫌悪感を抱かせる古い自民党の古臭い「踏み絵戦術」だ。(苦笑)

 そう考えると、県議団執行部(?)の行動は全て説明がつく。そうじゃなかったら、「長くてもあと1ヶ月余りで辞める(=大沢知事が態度を明確にした直後に退く)」と言っている県連会長を、今、ここまで執拗に、こんなに強引に「1日も早く引き摺り下ろそう」とするわけがない!

 「山本一太の党推薦を阻む」ためには何をすればいいのか?!この答えもシンプルだ。県連会長続投問題で自分を孤立させ、周りに「県議団の言うことも国会議員団の忠告も聞かない問題児」みたいな印象を与えることだ。言い換えると、山本一太を「悪者」に仕立て、それを根拠に「党本部推薦にはふさわしくない!」と訴える。同時に、本人のイメージを少しでも毀損させ、選挙での劣勢挽回を狙う。まあ、こんなところだろう!(笑X2)

 そのために、彼らは地元マスコミにもアプローチを試みる。また、00新聞の00記者あたりを使うのかもしれない。(苦笑)彼らには、それ以外に発信の手段がないからだ。でも、間違えないほうがいい。メディアこそ、コントロール出来ない存在だ。また、コントロールするべきでもない!

 あ、夕食を食べないと!BGMのクリスマスソングが心地いい!!