2018年12月23日

 熱いミルクティーとナッツの朝食を済ませた。今日はとても重要な会合がある。

 大きく背伸びをして、パソコンの前に座った。さあ、昨日のブログの続編を書く。

 「県連会長を一刻も早く辞めるべきだ!」という方々の主張に、1つ1つ、冷静に反論していきたい。12月19日付けの東京新聞(群馬版)が、県議団某幹部のこんな発言を引用している。

 「県連会長は参院選候補の選挙対策委員長を委ねる。県連会長を辞めてから委ねるべきだ。候補選びに時間がなく、速やかに進めるのに支障をきたす。」

 少し前にある会議で、ある人物が「党の公認取り下げの申請を明日にでもやるべきだ!」と激しく主張した。県議団執行部の一部の幹部と全く同じ意見だった。

 その後、県議団執行部のベテラン県議に話を聞いたところ、「先ずは一太さんに公認申請を取り下げてもらわないと、新たな候補者公認の手続きを正式に始められない!」ということだった。それはそれで1つの理屈だと思ったので、地元の自民党支部宛に正式な手紙を書き、支部長であるその県議に手渡した。

 もちろん、党本部に公認取り下げを申請する手続きは必要だと思っていた。が、一部の人たちの「とにかく明日にも出して来い!」みたいな強硬な口調には、ちょっと驚いた。「県連会長が兼任する選対委員長と参院選候補者選考を絡めて辞任を求める」という流れを早急に作りたいからだろう」と直感的に思ったが、そのとおりのシナリオが展開されている。(笑)

 前回の県連所属国会議員による会議で、山本一太の後任となる参院選自民党公認候補の選考に関しては、その場で国会議員団に全てを委任した。簡単に言うと、山本一太は、次の参院選の候補者選びに「一切、タッチしない!」ということだ。周りが望んだこの方針は、(今は書かないが)後々、重い意味を持つことになるだろう。

 この時点で、すでに選対委員長としての機能は委譲しているのだ。どのみち、自分抜きで選考が進んでいくのだ。「なぜ選考委員を委譲する前に県連会長を辞めないと、速やかな選考に支障を来すのか?」が、全く理解出来ない。

 いつものことではあるが、この県議団幹部の発言には論理性が乏しい。今回も、山本シンパの人々と同じ感想を共有した。「もうため息しかないね!(笑)」と。

 結論から言うと、これも「急いで県連会長の首を挿げ替える」ための苦しい理屈だ。山本一太とその仲間たちには、そう見える。

 それはそうと、(今、気がついたが)同じ東京新聞の記事の中で言及されている某県議の発言:「山本議員の謝罪を受け入れると、知事も出馬する場合には対立候補を許したことになり、選挙戦でマイナスになる」は、聞き捨てならない!(この言葉、絶対に忘れませんからね!(笑))

 大沢知事の対応に不満なわけではない。不快感もない。が、知事の立場はよく分かった。この際、「自分がなぜ大沢知事に会いに行こうと思ったのか?」は、(誤解のないように)どこかで正確に記しておきたいと思う。

 「審判とプレーヤーを同時にやるのは不適切だ」とか、「来年1月の知事への県連要望があるから辞めろ!」とか、そういった見方に根拠がないことは、このブログでもすでに説明した。が、もう一度、シンプルな事実を記しておく。

 現時点で「来夏の知事選に立候補する」と表明しているのは山本一太だけ。他方、現職の大沢知事は「来年2月まで出馬するかどうかを明言しない」という姿勢を貫いている。加えて、県連幹事長(某県議)が「来年2月に知事が態度を明らかにするまでは、候補者調整はしない!」と明言している。

 すなわち、来年2月まで「いかなる調整作業も行われない」ということだ。その間、県連会長が何らかの審判に加わる場面は全く想定されない。そうでしょう?!(笑)

 今後、来年4月の県議選に向けて、2次公認、3次公認の話が出て来る。が、県連会長として、県議選の公認問題に関与するつもりは全くない。そもそも、歴代の県連会長は、県議選の公認問題を県議団に任せて来た。

 「県議団のことは県議団にやってもらう!」それが自民党群馬県連の不文律だからだ。実際、県議選の公認に関しては、正式に「県議がトップを務める県連選対部に一任する」ことを確認している。ここでも、県連会長の出番は全くない!

 たとえば、次の県議選における「目標議席数」は、県議団(今の県議団執行部)が決めたものだ。国会議員は全く関与していない。口を挟むつもりはないが、県議団として(県民の前で)目標を掲げたからには、「ぜひ達成していただきたい!」と強く思っている。当然、国会議員団も全面協力するはずだ。

 個人的な見解ではあるが、「群馬県最大の都市である高崎市と県都である前橋市が無投票」というのは、あり得ない話だと思う。それこそ、地方政治(群馬の民主主義)の危機だ。

 次回のブログでは、山本一太が県連会長続投を望んでいる3つ目の、そして最も重要な理由(「大沢知事の進退が決まるまで県連会長に留まることが、県議団執行部のフェアな調整を担保する唯一の方策」)について、詳しく解説する。