2018年11月27日:パート2

 22時過ぎ。夕食は、ボリュームたっぷりのトンカツ定食。ようやくお腹が落ち着いて来た。背筋を伸ばして、本日2本目のブログを書く。

 昨日の地元紙(上毛新聞)の1面に「甘楽郡区:議長、自民党県連幹事長を歴任:織田沢県議引退へ」という記事が掲載された。県議会議長や県連幹事長等を歴任した織田沢俊幸氏(4期)が、来春春の県議選に出馬しない意向を固めたとのこと。

 記事の中で、「家庭の事情もあり、引退を決めた。残りの任期にも全力で当たりたい」というコメントが紹介されている。

 以前のブログでも触れたが、県連会長肝いりの「政策タスクフォース」を創設出来たのは、織田沢氏(当時の幹事長)のお陰だ。県連会長として時々、若手や中堅と会食するが、織田沢県議の評価は高い。

 「織田沢さんは誠実なひと。信頼できる!」「緻密だし、手続きが丁寧だ!」「決断力、統率力がある!」そんな声をよく聞く。自分の目から見ても「名幹事長」だった。仲間の自民党県議や県庁の幹部はもちろんのこと、友党である公明党からの信頼も厚かった。

 現在は県連選対部長。来年4月の県議選の必勝に向けての態勢作りを、実質的に主導して来た。県政のまとめ役の1人だったことは間違いない。織田沢県議の引退は、県連全体にとっても「手痛いロス」になる。(ため息)

 知事選に関しては、相当、心配をかけているに違いない。(ごめんなさい!🙇)まだ任期は5ヶ月、残っているが、こう申し上げたい!

 織田沢県議、4期16年、本当にお疲れさまでした。いろいろお世話になりました。どこかで慰労会をさせてください!残りの任期はもちろん、県議勇退後も(県連活性化のために)いろいろと知恵を貸していただけると幸いです!!

 さて、ここからは「その1」の続き。知事選に出馬するか、それとも参院選に立候補するかについては、まだ最終判断を下していない。が、過去のブログでも指摘したように、「県連が次の知事候補として誰を推すのか?」も重要だが、「それをどう決めるのか」というプロセスも同じくらい大事だと考えている。

 その意味で言うと、「次の知事選びは出来る限り透明かつオープンなやり方で進める」という山本一太のプロジェクトはもう始動している。昨日、ある地元の有権者から、こんなメッセージが送られて来た。

 「一太さん、初めまして!無党派のいち県民です。私が知る限り、過去の知事選で、立候補を真剣に検討しているひとが、有権者(県民)にここまで率直に自らの心情を吐露し、かつ周りの状況を丁寧に説明することって、今まで一度もなかったと思います。普通の政治家って、そういうことしませんよね?ここまで言って大丈夫なのかなとハラハラする時もありますが、私は一太さんの考え方を支持しています!」

 この言葉は、スゴく嬉しかった。😊そう、自分は、最初から「今までと違う流れ」を作ろうとしているのだ。

 皆さん、知ってますか?世論調査なんて、今時の政治家は皆、自分でやるものなのです。出て来た数字を見ながら、「これなら大丈夫!」とか、「これは危ない!」とか、「この地域が弱い!」とか、そいういうことを身内の間でゴチャゴチャ相談しているのです。(笑)調査結果を公表はしなくても、(有利に働くと判断すれば)選挙区でわざと流すとか、そんなことは日樹茶飯事なのです。

 国政選挙ともなれば、与野党の世論調査データとか、各メディアの数字が、あちこちで飛び交う。自民党のリサーチ結果も逐次、伝わって来るが、もちろん公表なんてするはずがない!ちなみに、各党の幹部クラスは、(特に選挙選に突入した後の)主要マスコミの世論調査の数字を(当然のことのように)正確に把握している。

 各マスコミは、自社が調査した数字をもとに、選挙区情勢(たとえば「00候補が優勢」とか、「00が一歩抜け出した」とか、「00候補が猛追」とか)の報道をするのだ。

 今回、「直滑降ブログ」で具体的な数字を公開したことに、地元の記者たちは、「少し戸惑っている」感じがした。そのことは、翌日の地元紙に掲載された記事の中の「立候補を検討している候補者が自らの世論調査結果を公開するのは異例」という表現に現れている。

 記者たちが少し驚いたとしても、無理はないと思う。(苦笑)いわゆる主要メディアは、選挙区情勢は報道しても、自社が実した世論調査の具体的な数字まで、紙面やニュースに乗せることはない。

 これに対して、(ちっちゃな発信装置である)「直滑降ブログ」には、調査対象者3名の支持率のデータをそのまま掲載した。しかも、実施主体(具体的な企業名を出すことは避けたが)、調査方法、実施期間、サンプル数まで明らかにした上で。

 その意味で言うと、党本部やメディアから流れて来る「公表はしなくても多くのひとが知っているデータ」より大きなインパクトを与えたと言っていいかもしれない。

 軽く白状すると(笑)、今度のブログを通じた世論調査データの公開は、「マスコミの情勢分析自体が、選挙の趨勢を大きく左右する」という常識を変えるための「ちっちゃな実験」でもあった。

 いずれにせよ、「大沢知事4選」の実現を狙う人々にとっては(友人の言葉を引用すると)かなり「手痛いダメージ」になったかもしれない。特に地元紙(上毛新聞)の記事「山本氏、知事選独自に世論調査、公式ブログ『ダブルスコア』」しか見ていない知事に近い方々からは、「ケンカを売るつもりか?」とか、「現職知事に失礼ではないか!」みたいな声が出ても不思議はない。

 前回のブログでも触れたが、「ケンカを売る」ために独自の世論調査をやったわけではない。(笑)もし本当にケンカを仕掛けるとすれば、もっと強烈かつ獰猛にやる!👊 現職の大沢知事には、敬意を払って来たつもりだ。が、もし知事が世論調査結果の公表で「不快な思い」をされたとしたら、申し訳なかったと思う。

 ただし、こうした反応(反発)は折り込み済みだ。加えて言うと、上記のような批判は(根本的に)「ピントが外れている」といわざる得ない!

 けっして忘れてはならないことが、ひとつある。それは、「知事は県民が選ぶ」ということだ。一部の偉い人たちが談合して決めるものではない!知事を誕生させるのは、(いつも言っているように)仕事や立場は違っても、毎日、真面目に暮らしている1人1人の県民の「独立自尊の思い」なのだ。

 自分にとって最も重要なのは、「誰が次の知事になって、どんな政策を実現すれば、県と県民のためになるか?!」だ。そのことに比べれば、誰かの面子とか、候補者の調整とか、既得権益に固執する一部の関係者の都合なんて、(申し訳ないが)どうでもいいことだと思っている。

 群馬県民の皆さん、そうですよね?!!

 あ、お湯が沸いた。「作家・山本一太」は、このくらいにしておこう!熱い紅茶をもう一杯飲んで、それから運動する。

追伸:明日(水)は、山本一太がキャスター兼プロデューサーを務めるウェブ番組「直滑降ストリーム」(19時30分〜21時)の放送日。レギュラー出演者であるミュージシャンの神村紗希さんに質問するコーナーを初めて設けることにした。皆さん、ぜひ、ご覧ください!!

 

    <世論調査結果を公開した山本一太のブログ、またまた地元紙(上毛新聞)の1面記事に!>

 

 

                <世論調査の生データは分厚い資料に!>