2018年10月23日

 間もなく22時。大きく深呼吸をして、机の前に座った。パソコン(MacBook Air)のブログ更新画面と向き合っている。

 本日は午前9時30分から自民党役員会。参院自民党政審会長として出席した。考えてみると、与党の、しかも安倍自民党で役員会のメンバーになったのは初めてのことだ。

 いよいよ明日から臨時国会が始まる。安倍総裁はさすがに引き締まった表情だった。その後は、午前10時から役員連絡会、11時から総務会、昼の参院自民党執行部会と続いた。

 13時過ぎ。幹事長室で、「参院自民党ネット戦略強化チーム」の立ち上げ記者会見をやった。吉田博美幹事長が同席してくれた。さっそく、テレビ朝日のニュースで取り上げられたようだ。😊

 16時。「参院自民党ネット戦略強化チーム」の初めての会議に参加。今後の進め方等を話し合った。年末までに参院自民党のHPを創設する。ネット戦略チームに関しては、改めて(もう少し詳しく)解説したい。

 さて、ここからは「知事選び」シリーズの続編。今回の⑮からは、慎重に言葉を選ぶ。群馬県のローカルな話題とはいえ、このシリーズも、思った以上に大勢の(かつ様々な)ひとに読まれていると分かったからだ。先ほども、東京のマスコミ関係者から電話があった。

 「そう言えば、前回の群馬県知事選の前後にも、いろいろな出来事がありましたよね!思い出しました!」だって。

 このブログから発射された「言霊」によって、「薄れていた記憶」が蘇る。今まで注目されていなかった事象でも、「もう一度、背景を調べてみよう」という流れが出来る。これこそ、「直滑降ブログ」の「諸刃の剣インパクト😓」だ。(笑)

 同時に、今回のブログでも、(言葉の表現には注意しつつ)今まであえて外に出さなかった事実に言及する。県民(有権者)には「真実の言葉」しか届かないからだ。

 これも初めて明かすが、ある有力な職域団体の幹部(名前は口が裂けても言わない)から、ここ数年間、ずっと同じことを言われ続けている。

 「一太さん、国会議員はもう十分やったからいいでしょう?次は群馬県知事を目指して欲しい。山本一太が決断した時は、全力で応援する!!」と。

 毎回、会合で遭遇する度に、「一太君が早く意思表示してくれないと、私としても動きが取れないんだよな!」と話すある組織の幹部もいる。

 本年6月の初め、県都前橋で全県各地の後援会から約360名の主力メンバー(役員)を集め、「第2回・山本一太後援会代表者・戦略会議」を開催した。約20名ではなく、約360名だ。(笑X2)

 この会議の様子は、当日の夜(翌日?)のブログにも記した記憶がある。

 当時の地域担当秘書たちの情報を総合すると、会議の最後に設けた参加者との30分間の意見交換の中で、後援会の複数の幹部から、「知事転向への待望論」が噴き出しそうな雰囲気だった。😥

 そこで、事前に何人かの熱心な「山本知事待望論者」に直接、(又は秘書を通じて)連絡した。「今度の会議では、知事選に触れないでください!」とお願いするためだ。

 にもかかわらず、冒頭から某大幹部の予期せぬ発言が飛び出した。😵「一太さんは、知事選に出る気はないのか?!」

 そこで、(言い回しに注意しながら)こう説明した。5ヶ月前の記憶を呼び起こして、出来るだけ正確に自分の言葉を再現する。

 「地元の私の後援会の中に、『知事になってもらいたい』という声が多くあることは承知しています。群馬で生まれ育った政治家として、そのことは嬉しいし、光栄だと考えています。でも、私は国会議員として志を立て、皆さんのご支持でここまで頑張って来ました。」

 「あちこちで説明しているとおり、現時点で知事選に出馬することは全く考えていません。が、政治の世界に100%はないとも思っています。」

 「正直言って、山本知事誕生を熱望する皆さんのご期待に沿える可能性は、かなり低いと思います。が、それでも、こんな欠点だらけの私に期待してくれている皆さんの気持ちは、しっかり受け止めます。」

 「来夏の参院選に向けて、これから(どのみち)政経セミナー等で群馬県中を飛び回ることになります。その中で改めて、県民の声に耳を傾けてみます。その上で、もう一度、自らの進路を考えさせてください!」

 「結果として皆さんの希望を叶えられなかったとしても、年内にもう一度、この問題についての自らの気持ちを伝える機会を設けたいと思います。」

 「ということで、今日のところは、(この件に関しては)このくらいでご容赦ください!(笑)」

 なるほど、振り返ってみれば、今から5ヶ月も前に、ここまで自身の正直な気持ちを吐露していたんだな!!(納得)

 群馬県知事選は、参院選とダブルになる公算が大きい。選挙まで、まだ9ヶ月もある。が、県内の様々な流れを見ると、自分の周りにも、「今から知事選へのスタンスを明確にしろ!」と迫られるひとが益々、増えていくだろう。

 最後は、(組織の方針に従うかどうかも含め)それぞれの分野で、各々の立場で、「毎日、真面目に生きている」1人1人の「独立自尊の判断」に委ねられる。中には、結論を出すにあたって、「山本一太の動向」を1つの判断基準にしたいと考えている方々もいるに違いない。実際、あちこちでそう言われている。

 そのことを踏まえ、改めて、今の自分の率直な心情を記しておく。次の言葉を参考にして、ご判断いただければいいと思う。

 現時点でも、「来夏の参院選に立候補する」という基本方針は変わっていない。あくまで9ヶ月後の参院選に向けて、着々と(粛々と)選挙態勢を整えていく。逆に言うと、「知事選に出馬する可能性は依然として低い」ということだ。

 ただし、数日前から(初めて)「群馬に戻る」(=知事を目指す)という選択肢も、真剣に考え始めた。来年7月、参院選ではなく、知事選に出馬する可能性は(確率は高くないが)ゼロ%ではない!!