2018年10月20日:パート4

 ブログ読者の皆さん、お元気ですか?「政治小説作家」の山本一太です。(笑)

 今晩は少し早めに運動を済ませた。昼が重かったので、夕食は一汁一菜。たまには、こういうのもいい。熱いほうじ茶を飲みながら、知事選シリーズの⑩に着手する。

 前回のブログで、「今の時点で『誰が次の知事にふさわしいか?』みたいな世論調査をやっても、(ある程度、参考にはなるかもしれないが)実はあまり意味がない!」という趣旨のことを述べた。この⑩では、その理由を解説するつもりだった。が、後回しにする。もっと重要なことを先に発信したいからだ。

 10月19日に掲載したシリーズ⑥で、17日に開かれた大沢知事の後援会「清明会」の常任世話人会に関して書かれた上毛、読売、毎日の3つの記事にスポットを当てた。記事の内容を分析し、自分がこの動きをどう見ているかを説明した。

 そのブログの最後にこう記した。

「断っておくが、自分は大沢県政への批判を口にしたことはない。知事のこれまでの実績を評価している。今回の大沢陣営の手法を非難するつもりもない。ある意味、理にかなった(政治の世界ではよく使われる)戦略ということも出来る。 加えて言うと、大沢知事を応援するひとたちが「知事の4選」を望むのは自然なことだと思う。 山本一太が違和感を持っているのは、県連絡みの動きだ。」

 上記の3社の記事を読んで、最も気になった(=違和感を覚えた)のは、読売新聞(群馬版)の次の一節だ。

 「大沢氏を支援してきた自民党県連はまだ意見を集約していないが、後援会組織が動き出したことで、現職の4選出馬を軸にした調整が活発化しそうだ。」

 先週、複数の県議が次のようなことを伝えて来た。名前は伏せる。

 「県議団執行部が各県議に大沢知事4選に向けての意見集約をしようとしている。期別で意見をとりまとめて執行部にあげて欲しいとのこと。自民党県議団、いや自民党群馬県連として知事4選を支持する流れを作る狙いだと思う!」

 この件については、県連会長である自分は一切、相談も報告も受けていない。県連所属の他の国会議員も同じだと思う。

 17日の「清明会」の常任世話人会には、3人の自民党県議が出席したと聞いている。3人とも県議団執行部の役員で、信頼出来る人物だ。が、3人の県議は、自民党県連を代表して出席したわけではない。

 そりゃあ、そうだろう。県連会長である自分が全く知らない話なのだから。(笑)調べてみると、県議団執行部の全員に声がかかったわけでもないようだ。

 10月18日に掲載したブログ②にも書いた。「県議団の幹部の方々にも立場があることは、自分なりに理解しているつもりだ」と。上記の動きの背景にも、何らかの「深謀遠慮」があるのかもしれない。

 が、読売新聞の言う「自民党県連の意見集約」というのは、「自民党県連として大沢知事を推薦するかどうかの決定をする」ということに他ならない!それもそのはず。自民党本部には「知事を推薦するのは3選まで。それ以降は(多選批判も考慮して)推薦出来ない」というルールがあるのだ。

 「自民党県連としての方針を決める」ということであれば、県連所属の国会議員の意見も聞く必要がある。ましてや、県連の代表である県連会長の考え方が「全く反映されない」ということはあり得ないと思っている。

 特に来夏の参院選の候補者でもある山本一太の見解は大きな重みを持つと確信している。そう考える根拠は、次の2点だ。

 さすがに指が疲れて来た。2つのポイントは次回のブログ(シリーズ⑪)で示す。