2018年9月25日

 19時30分。沖縄から東京に向かう飛行機の機中でパソコンを引っ張り出した。高度1万メートルからのブログ。行きも帰りも揺れるのは、台風の影響(?)かなあ。

 沖縄県知事選挙も、いよいよ終盤に突入する。予断を許さない厳しい戦いが続いている。今日の昼の便で那覇市に飛んだ。「さきま淳」候補の応援のためだ。3人の同志と市内3ヶ所で街頭演説をやった。悪天候(?)で飛行機の到着が遅れたこと、道路が混んでいたこと等もあり、予定していた2ヶ所を削らざる得なかった。(ガクッ)

 那覇空港から「さきま選対」の事務所に直行。短い演説をやった後、自民党の遊説車に乗り込んだ。後部のデッキに立ってみたが、思ったより大勢の市民が手を振ってくれた。以前として、やや先行するライバル候補を猛追している状況のようだ。が、市内のムードは悪くない。

 「さきま淳候補」は、市議、県議、そして市長を経験している。これまで選挙に負けたことは一度もない。市議選に初挑戦した際も、初めて県議選に出馬した時も、そして市長選に名乗りを上げた時も、当初は苦戦が伝えられていた。全てギリギリの勝負だった。

 その都度、逆境を跳ね除けて、当選を重ねて来たのが「さきま候補」なのだ。今回も必ず勝利を掴めると信じている。最後は、大票田の那覇市の動きで勝敗が決まる。そう言っても過言ではない。

 マイクを握り、次のように訴えた。

 「今回の知事選で『さきま候補』は、『県民の暮らし、最優先』『対立から対話へ』をスローガンに掲げています。『次の知事』に求められているのは、耳あたりのいい抽象的なキャッチコピーを叫ぶことではありません!ましてや、政府と徒らに対立することでもありません!」

 「政権との対話や交渉を通じて、引き続き政府の支援を最大限に引き出していく戦略と人脈が何より大事なのです!」

 「沖縄経済は現在、活況を呈しています。沖縄には今や、あのハワイを超える数の観光客が訪れるようになりました。仲井真知事の時代に、悲願だった那覇空港第2滑走路の建設も決まりました。国家戦略として、沖縄振興予算を3千億円台で維持する方針も打ち出されました。」

 「沖縄には(あらゆる強みを生かし)将来、日本経済全体を牽引出来るフロントランナーを目指してもらわねばなりません。事実、沖縄にはそれだけの潜在力があります!」

 「しかしながら、まだその挑戦は道半ばです。沖縄にはまだ様々な課題や問題が残っています。例をあげるなら、県民所得は依然として全国で最下位!大学入学率もそうです。子供の貧困率は全国平均の2倍。完全失業率も若者の失業率も全国水準を上回っています。離党へのアクセスの問題もあれば、交通渋滞も深刻です。」

 「さらに言えば、これから返還される1000haもの跡地をどう活用していくのか?経済活性化に繋がる緻密な戦略と大胆な構想が必要になります。」

 「新しい知事の最大の使命は、そうした諸問題を解決し、県民にとって『真に豊かな生活』と『自立した経済』を実現することに他なりません!そのための具体策と実現力を持ち合わせているのは、どう考えても『さきま淳』候補しかいないではありませんか!!」

 2ヶ所目の街頭演説会では、過去数年間の県内の首長選挙で、自民党と公明党が推薦した「市民生活の向上」を最重点の公約に掲げた新人又は現職候補が次々と当選を果たしていること、加えて、そうした首長たちが、さっそく目に見える成果を生み出していることに言及した。

 たとえば、一昨年の1月に「さきま候補」が市長に再選された宜野湾市は、2014年度の都市成長ランキングで既に1位に輝いている。が、その後も、当時のさきま市長が提唱した西普天間住宅跡地国際医療拠点構想が、実現に向けて着々と進んでいる。

 今年2月に新市長が誕生した名護市では、今年9月から医療費、保育料、給食費の無償化が始まる。今年4月に現職市長が再選された沖縄市でも、4年後の完成を目指す1万人アリーナ事業の建設工事請負契約が議会で承認された。

 さらに言うと、昨年2月の選挙で現職が勝った浦添市でも、来年夏には西海岸に大型商業施設が開業予定だ。キャンプキンザーが返還されれば、跡地を活用した開発も期待出来る。沖縄経済の新たな起爆剤になるかもしれない。

 まだ十分に知られていない『さきま候補』の魅力も語った。「宜野湾市長としての実績は本物。気さくで、明るくて、情熱に溢れた人物だ!」と。

 最後は、こんな趣旨の言葉で締めくくった。

 「投開票まであと6日。沖縄を再び対立の構図(マイナスの流れ)に巻き込み、停滞の時代に逆戻りするのか?!それとも様々な諸問題を乗り越え、沖縄が日本のフロントランナーになるための道筋をつけるのか?!皆さんの選択にかかっています。どうか那覇市民の皆さんの力で、『さきま淳候補』を知事に押し上げてください!!」

 あ、たった今、シートベルトサインが点灯した。「かなりの揺れが予想される」という機内アナウンスも。この続きは次回のブログで。