2018年9月21日:パート2

 15時過ぎ。地元に向かう新幹線の車中で、パソコンのキーボードを叩いている。

 地元の秘書が、本日の主要各紙(群馬版)に掲載された総裁選関連の記事のコピーをファックスしてくれた。それによると、群馬の党員票で石破元幹事長が安倍総裁を上回ったことに関して、「意外な結果」と受け止めたひとも多かったようだ。

 そう言えば、安倍支持を明確にしていた複数の県議が、同じ言葉を口にしていた。「悪くても6対4で安倍候補の勝ちじゃないかなあ…」と。自分自身も、「圧勝は無理だとしても、何とか競り勝てるかもしれない」と思っていた。

 記事の中には、「候補が2派に分かれたりすると、来年4月の地方統一選に影響か?」などと書いているものもあったが、これこそピント外れの分析(笑)だ。

 自民党群馬県連会長として(念のために)言っておく。今回の総裁選の結果が、来年の群馬の地方統一選挙に影響を及ぼすことなど100%ない!

 解説するほどのことでもないが、念のため、なぜそう断言出来るのかを記しておく。

 そもそも、県選出の国会議員は、今回の総裁選で2派になんて分かれていない。(笑X2)ましてや、それぞれの候補を応援した県議が対立するなどという構図も皆無だった。

 理由は明快。県内で「国会議員や県議が両陣営に分かれて激しく競い合う」みたいな戦いは全く行われていないからだ。過去のブログにも書いたが、安倍総裁の圧倒的な優勢が囁かれる中で、今回、小渕優子衆院議員が石破支持を鮮明にしたことは、むしろ政治家として評価している。このことで自分と優子氏との関係が変わることは一切、ない!安倍総裁を応援した他の議員も同じ感覚だろう。

 加えて言うと、党員はともかく、一般の県民(有権者)は、そこまで総裁選に関心を持っていない。たとえば、来年4月の県議選で、有権者が「そう言えば、この候補者は総裁選でこんな姿勢だったから投票しよう(又は投票はやめよう)」などと考えるだろうか?!だいいち、総裁選でどの県議が誰をどのくらい応援したかなんて、ほとんどのひとは知らないと思う。知っていたとしても、そんなこと(恐らく)誰も憶えていない。

 個人的には、安倍総裁を応援してくれた県議には感謝している。が、石破候補を支持した県議にも、悪い感情は全く持っていない。向こうもきっと同じだ。

 あ、本題に入る前にもう高崎駅。この続きは「その3」で。